炎柱、恋をする。

三十四話 ページ35

No side









？「早いよ〜姉さん…はあはあ…誰とお話ししてるの？」
こちらに駆け寄って来た男性。
甘露寺と伊黒は、またもや驚く。
有栖川には、兄もいたのだ。
しかしそんなことより2人は、またもや現れた美男な男に釘付けになっていた。
鬼殺隊にも、音柱の宇髄天元など顔の整った者はいるが、それとはまた違う魅力を彼は兼ね備えていた。









甘「えっと…Aちゃんのお兄様ですか！？
キュンキュンしちゃうわ！！」
兄「え？Aとお知り合い？やったよ姉さん！」
美「まず名前を名乗りなさい…失礼でしょう？」
そう言われ有栖川の兄は口を開く。









兄「失礼しました！わたくし…有栖川Aの兄の有栖川奏多(かなた)と申します。よろしくね！」
自己紹介を聞き甘露寺は、顔を真っ赤にしてキュンキュンしていた。
甘「わっわわわわわ！！かっこいいですね！」
そう言われた奏多は…
奏「そうですか？ありがとう！！君も綺麗な顔をしているね！Aには、負けるけど！！」
伊「は？もう一回言ってみろ…。」
奏「え？なんのこと？Aが可愛いのは当然のことだからね！何回でもいうよ！」
伊黒は、気づいてしまった…。
有栖川の兄はシスコンだったことに…。
そして同時に思う。









こいつには極力関わらないようにしておこうと…。
美「もう帰られるところを邪魔してしまいすみません…甘露寺さん…伊黒さん…。」
甘「なぜ私の名前を…。」
美「Aから、手紙でよく聞いております…あっててよかった…。」
伊「手紙で？」
美「はい…手紙に書いてあった人物像とどことなく似ていたので…声をかけさせていただきました。」
伊「なるほど。」
甘「…日本に住んでいらっしゃるんですか？」
美「いえ…フランスに住んでおります…少し休暇ができたので…日本に来ました…。」
甘「来ましたって…戻ってこられたんじゃないんですか？」









美「母親は日本人ですが…父はフランス人なんです…。その影響で生まれも故郷も、フランスなんです…。」
甘「全然気づかなかったわ！！」
美「うふふ…Aは、母にそっくりですからね…。」







あははは！
文字数！！

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