三十三話 ページ34
No side
とある昼下がりの日曜日のこと。
恋柱の甘露寺蜜璃と、蛇柱の伊黒小芭内の2人は、少し早めの甘味を楽しんでいた。
甘露寺の好きな桜餅を、店先の椅子に腰掛け仲睦まじく食べる姿はまるで他から見れば夫婦か、恋仲の関係にあるように見えると言っても過言ではない。
2人の間に幸せそうな空気がただよっているのを通りすがる人々は、微笑ましく見るのであった。
そんな中、2人に話しかける者が現れた。
?「お食事中のところすみません…失礼ですが、あなたたちは、鬼殺隊の方々ではありませんか?」
日本人の容姿をしていながらも、その女性は全体的に西洋の服などを身につけている。
なんとも、その美しい容姿によく似合っていた。
大正時代は、西洋の服などを身につけていることは決して珍しいことではないが、見よう見まねに西洋人の格好をしているわけではなさそうに見えたところから海外からはるばる渡航して来たと2人は、瞬時に察知した。
甘「えっと…そうですけど…。」
慌てふためく甘露寺とは違い伊黒は、至って冷静であった。
むしろ警戒すらしていた。
伊「お前は、誰だ?なぜ鬼殺隊のことを知っている?」
甘「い、伊黒さんっ失礼よ!そんなこと言っちゃっ!ごめんなさい!!」
2人のやりとりを見た女性は柔らかな笑みを浮かべ
?「構いませんよ。それより私の妹をご存知ありませんか?」そう言って差し出された一枚の写真。
そこには、雪柱である有栖川Aが写っていた。
甘「…Aちゃん?わ、私のお友達です!」
伊「同僚だが…有栖川とどんな関係なんだ?」
?「申し遅れました。わたくし、有栖川Aの姉の
有栖川美麗と申します。」
甘・伊「「えっ!?」」
2人の声が重なった瞬間だった。
甘「きゃー!!Aちゃんのお姉さんですか?綺麗ですね!!」
美「そんなことないですよ…お褒めいただき感謝します。」
笑うとより一層美しく、皆通り過ぎるものは皆振り返るほどである。
甘「よかったらAちゃんの屋敷まで案内しましょうか?あとは、会計を済ませるだけですし!!」
美「いいんですか?ありがとうございます!あ…でもその前に…。」
彼女の視線の先には、こちらへ走って来ている男性の姿があった。
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みるく(プロフ) - 蓬莱寺さん» ご指摘ありがとうございます。 (2021年2月6日 22時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 蓬莱寺さん» 夢小説ずっとやっといるら友人がコメントは、細かく入れた方がいいよ。と言われたので、入れていました。すみません!でも最近は、コメント入れていたら文字数が足りなくなるので入れてません… (2021年2月6日 22時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
蓬莱寺(プロフ) - 追記、所々に作者のセリフ入ってますけど要らないんじゃないでしょうか。それさえなければ綺麗に纏まると思うのですが… (2021年2月6日 22時) (レス) id: de353d3df7 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 蓬莱寺さん» すみません!少し急いで書いていたもので変換ミス等が多くなったんだと思います!すみません。教えて頂きありがとうございます。 (2021年2月6日 22時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
蓬莱寺(プロフ) - 四話。誤字目立ちます。煉獄さんのセリフ『鬼者とも全処する』ではなく「鬼もろとも斬首する」ではないのでしょうか?後は『対立』ではなく『隊律』違反では? (2021年2月6日 22時) (レス) id: de353d3df7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2020年6月10日 17時