炎柱、恋をする。

二十九話 ページ30

有栖川side







私、必要ないよね…。
有『帰っていいかな！？』
煉・し「「ダメ！！」」







ええ〜！？






なんで！？








早く帰りたいよ！Aちゃんお腹ぺこぺこだよ！！
煉「俺を変態扱いとは！！目に穴でもあいているんじゃないのか？？」
し「あいてませんけど？」
ちょっと〜喧嘩しないでよ！！









御「…2人とも…喧嘩はだめだよ…。Aのことを大好きな気持ちは十分伝わったから…落ち着いて…。」
御館様の言葉を聞いた煉獄さんは、顔を真っ赤にする。
煉「よもや…御館様の目から見ても…バレているのか…。よもやよもやよもやよもや…。」
は？何がだよ…。
今、私…お腹空いてるからあんま機嫌良くないんだから！！
噛みつくぞ！！









御「A？大丈夫かい？顔色がすぐれないみたいだけど…。」
シュパッ！！！！！！！！！
光の速さで2人に迫られる。
煉「大丈夫か？」頭に、手を置かれ幼子をあやすように撫でられる。









うん。
気持ちいい。
私は、末っ子なので頭を撫でられるのが好きなのです。
ちっちゃい頃から、いっぱい撫でてもらった。
煉「気持ちいいか？」
有『うん。』煉獄さんは、愛おしいものを見るかのような目で私を見る。
貴方に、そんな顔を向けられると胸がきゅうって締めつけられるみたいになるんだよ？
これが…









好きって気持ちなのかな…。
よくわかんないや…。
し「…Aさん…可愛い…隙がない…。」
しのぶちゃんの方が可愛いよ。
そんな、ほんわかした空気の中…。
グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ！！
私のお腹が盛大になったとさ。









空気読めよ！！
お腹！！



※息は吸うものです。

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