二十二話 ページ23
時透side
僕に抱きついてきたAさんは、少しのお酒を飲んだだけでこの有様だ。
まあ、煉獄さんが無理やり飲ませたんだけどね。
口には出してないけど煉獄さんの企んでる事はなんとなく分かった。
分かりやすすぎるくらいに、顔に出てるんだもん。
有『…むいくん〜いい香りがする。』
Aさんの方が、いい香りがするけど…。
そんな事をここで言ってしまったら、煉獄さんが荒れちゃうから。
煉獄さんは、Aさんの事になるとすごく敏感になる。
普段見れない煉獄さんの姿が見れたりする。
Aさんを前にすると、急に意味もなくもじもじしはじめて言葉がたどたどしくなる。
典型的に恋する乙女って感じ。
でも、Aさんはその事を全然気にしてなくてむしろなんだこいつ?みたいな顔で煉獄さんをいつも見ている。
ある時煉獄さんが、言ってたんだ。
「そんな彼女の顔も可愛いって早く食べてしまいたい!」って、正直それを思春期まっさかりの僕にいうのかって疑問に思ったけど、そこはスルーするとして…。
今、煉獄さんがこちらを見ている。
顔こそ笑ってるけど目は笑ってないし、青筋だってたってる。
時「煉獄さん?Aさんあげようか?」
煉「ああ!ありがとう。」
酔っ払っているAさんを、横抱きして抱きしめて頭を撫ではじめた。
それはもう愛おしそうに。
有『煉獄しゃん…もっとなでて。』
煉「ああ!いいだろう!」
有『えへへ…気持ちいい〜。』
煉獄さん…。
鼻血垂れてるよ。
どれだけ好きなのAさんの事…。
今、何時なんだろう…。
0時か…もうお開きかな…。
宇「もうそろそろお開きにするか!」
宇髄さんが、会計を始める。
それを見た僕たちは、その店を後にする。
煉獄さんはというとAさんをおんぶしていていた。
それを見た胡蝶さんが「私のもついていきます。煉獄さん襲うでしょう?」
と黒い笑いを、浮かべていた。
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みるく(プロフ) - 蓬莱寺さん» ご指摘ありがとうございます。 (2021年2月6日 22時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 蓬莱寺さん» 夢小説ずっとやっといるら友人がコメントは、細かく入れた方がいいよ。と言われたので、入れていました。すみません!でも最近は、コメント入れていたら文字数が足りなくなるので入れてません… (2021年2月6日 22時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
蓬莱寺(プロフ) - 追記、所々に作者のセリフ入ってますけど要らないんじゃないでしょうか。それさえなければ綺麗に纏まると思うのですが… (2021年2月6日 22時) (レス) id: de353d3df7 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 蓬莱寺さん» すみません!少し急いで書いていたもので変換ミス等が多くなったんだと思います!すみません。教えて頂きありがとうございます。 (2021年2月6日 22時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
蓬莱寺(プロフ) - 四話。誤字目立ちます。煉獄さんのセリフ『鬼者とも全処する』ではなく「鬼もろとも斬首する」ではないのでしょうか?後は『対立』ではなく『隊律』違反では? (2021年2月6日 22時) (レス) id: de353d3df7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2020年6月10日 17時