中学 ページ7
「....」
無言で窓の外を見る。
松「どした？」
いつもの調子で松川がそう声をかけてくる
「いや...俺も、兄さん見たいに
生きてたら、この景色は見れなかったんだよな
ってね」
松「....そうだな」
俺には二人、
兄がいる。
松「俺らもよく仲良くなれたよなー」
「確かにな」
俺は笑ってそう言った
これは、俺が中学の頃の話
花巻side
俺にはできた兄が二人いた
二人は白鳥沢を卒業し、
いい大学に行き、大企業に付いている。
逆に、俺は
出来が悪かった
兄が90点台取れるテストは俺は80点だった。
母さんに何回言われたことが
母『お兄ちゃんはこんなの簡単にできるのに』
母『なんで、あんたはできないの？』
それが、嫌だった
花「ほら、持って来たぞ
メロンパンとジャムパンと焼きそばパンと紅茶とコーラとコーヒー」
「おー、よく覚えてんな」
花「まぁ、天才だかんなww」
だから、全部やめた
一人で机に向かうよりも、
こいつらといた方が楽しい
中卒で、そこら辺の工場とかで力仕事する。
??「ん？お前らそこで何してんだ」
確か...後ろの席の...
花「ガリ勉の松川！」
松「間違っちゃあないけど...
わかってるか？お前ら、
学校の風紀乱してんだよ」
「知らなーww」
「だから何？w」
松「これだから馬鹿は...」
あ？やんのか？とか
ヤンキーみたいな会話が聞こえてくる。
うわ...
殺り合うな
どうしよ...
ドゴッ
鈍い音が聞こえてくる。
俺、喧嘩弱いんだよな...
松「あっけな...
どーする？仲間に逃げられちゃったけど」
腰が抜けて立てなくなる
花「別に、俺悪くないし」
松(肝座ってんな...)
松「お前、本当はいい子ちゃんだろ？」
花「...まぁなでも、中卒にするわ」
松「馬鹿、中卒じゃどこも雇ってくれないぞ」
俺の隣に座ってくる
松「お前、怖くないの？」
花「別に...」
腰抜けて立てないとか言えねー...
松「喧嘩が強い奴がさ
青葉城西行くんだって
俺らも行かね？」
花「働く気だった...」
松「どうせさ、完璧じゃないと、白鳥沢
じゃないと怒られるんだろ？」
花「...」
松「それは、もう兄がやってんじゃん
お前はお前、程々でいいんだよ
青葉城西は白鳥沢程偏差値高くないだろ？」
俺は俺か...
そんなん初めて言われたわ...
松「懐いよな〜
あの頃のお前まだ黒髪だったもんな」
花「そうだな...
でも、馬鹿のフリしてたら、本当に馬鹿になっちまったわ...」
松「留年はやめろよ」
終わり
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やぶきた(プロフ) - 「中学」のお話のやつもしかしてそうしそうあいのお話に収録されてたやつですか！？もしそうだったらあのお話大好きだったのでマッキー達verで見れてよかったです……笑 (2018年8月26日 13時) (
レス) id: 2f831134dc (このIDを非表示/違反報告)
果汁ジノ％(プロフ) - マッキー……染めてたのか( ＾ω＾)てっきり地毛かと…… (2018年8月15日 15時) (レス) id: a6a058aaa7 (このIDを非表示/違反報告)
アマテラス@mluz205 - 面白いですねww確かに校則ヤバそうですものねww更新頑張ってくださいww (2018年8月13日 17時) (レス) id: 045e817aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒歴史製造機 | 作成日時：2018年8月12日 21時
