5.妹だって悪くない！【北信介】

239.倫太郎side ページ39

倫太郎side






治、相当キレてんな。
俺だってびっくりだよこんなこと。






侑「せ、せやから！、これはほんの出来心で...！、」


治「出来心でこんなんするか普通ｯｯ!!!!!!」


私「治くんってば！、」


治「ツムまさかお前っ、俺らに内緒で
Aちゃんと付き合うてたんちゃうやろな！？」


私「お、治くん...！、それは違うて！、」


倫「ならAちゃんは付き合ってない相手と
軽々しくこんなことしたってこと？」


私「そ、それはっ...」


結「もう、治も角名もそこら辺にしとけって...。」


倫「だいたい銀も銀だよ。
何でこの状況止めなかったの。」


結「そ、それは.....」






面白がってんだろどうせ。
俺らにとっては一大イベントなのに。






治「はぁ...もうええわ。
お前は家でしばくからなほんまに。」


侑「そ、それは違うやんかっ！、」


治「何が違うねん。俺らのマネージャー
奪っておきながらよぉ言えたわそんなん。」


侑「今マネージャー関係ないやん！、」


治「関係大アリやわ。」


侑「ないしっ！！！、」


治「どの道お前やと話にならんから
Aちゃん持って返らせてもらうからな。」


私「えっ、何でっ...。。」


治「教室戻るでAちゃん。」


倫「話は向こうで聞いてあげるよ。」


私「えぇ、ちょっ...」






女1「おぉ...。帰りよった。。」


女2「最後、北ちゃん恐喝みたいなことに
なっとったけど大丈夫なんかな...」






誰が恐喝だよ。


目の前で好きな相手が別の男と
キスしてんの見たら誰だってこうなるだろ。


例えそれが友達だったとしても。










ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ...









私「た、ただいま...。」


治「早よ席座り。」


私「っ...、」






治と俺の前にAちゃんを座らせて
半ば面接みたいになってるけど、


そんなことよりさっきの状況聞き出さないと
俺も気が済まねぇからな。






倫「で？」


私「で...、、」


治「どういう流れであんなことになったん。」


私「ど、どういう流れっ...。。」


倫「流れがあるでしょ。キスするまでの過程が。」


私「いやっ、せやから、、その、あれはっ...」


治「あれは？」


私「昨日やっとったらしいドラマの再現やねんてっ...」


治「ドラマ...？」


倫「何それ侑が言ったの。」


私「んっ、銀くんがさっき説明してくれてんっ...。」


倫「あいつ...。。」


治「それやからってキスするんはおかしいやろ。」


私「いや、せやからっ...」

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