4.妹だって悪くない！【北信介】

152.私side ページ2

私side






私が布団に行くと、
その後すぐにお兄ちゃんも来てくれた。






私「お兄ちゃん...？」


信「ん。今日は俺も一緒に寝たる。」


私「えっ、ええの...？」


信「A今日
たくさん頑張っとったしな。」(撫)


私「やったー！」


信「けどその代わり、早よ寝んねしぃや。」


私「するっ！」


信「ん。ええ子やな。」(撫)






そう言って撫でてくれる
お兄ちゃんの手は大きくて温かくて、


めちゃくちゃ安心した。






私「....ねぇ、お兄ちゃん。」


信「ん。なんや。」


私「もし明日風邪治っとったら、私、
お兄ちゃんとピクニック行きたいねん。」


信「おん。ええよ行こう。」


私「えっ、ええの...？約束やで？」


信「おん。約束や。」


私「やったー！」






ピクニックで沢山お兄ちゃんとお弁当食べるん。
ずっとやりたかってんっ！！






信「そしたら、お喋りはもう終わりや。
ええ子で寝んねせんと熱下がらんで。」(撫)


私「ん〜。。」


信「お目目閉じて。羊でも数えとき。」(撫)


私「ん....」






振り返ってみると、
今日、私めちゃくちゃ頑張ったなぁ。


これだけ頑張ったなら、
多分明日には熱下がっとるやろ。






・


・


・






...とか昨日は、思っとったのに。。









信「おかしいな。」


私「っ...、」









翌朝。


体温を測ると、
熱は下がっとらんかった。









信「どうしても下がらへんか。」


私「熱ないっ...」


信「あるで。」


私「お出かけするっ...、」


信「出来ひんて。」


私「やだやだやだっ...！！」






何でや...！。
昨日あんなに頑張ったのにっ...！。。


ご飯食べるんも、
嫌いな病院も薬も全部頑張ったのに...！！。。






信「今日は大人しく寝とかなあかんな。」


私「嫌やっ！お出かけするっ...！！。」


信「せやから、
それは熱下がっとったらの話やろ。
今日は無理やで。」


私「っ...。」






そんなんおかしいやんっ...。。






信「ゆうても、
昨日よりかは少し下がっとるで。」


私「それやったら何っ...、
熱治ってへんのやから意味ないやんっ...！、」


信「意味無くはないやろ。」


私「意味ないっ...！。。」


信「まぁ、とりあえず今日は寝とき。」


私「嫌やっ！お出かけするっ...！！。。」


信「A。ええ加減にせんと、
お兄ちゃん怒るで。」


私「やだっ！！。。(泣)」






何でそうなるんっ...！。。
もう意味わからん...。。

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