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私が大学3年生から付き合っている彼氏には、ある問題があった。


それは私の“体”を見ればすぐに分かる。


背中、二の腕、足…至る所に付けられた痣に、愛情なんてないことはとっくの前に知っていた。


私の二の腕についた煙草の火傷跡。


それを見る度に、消えてしまいたくなる程の嫌悪感が私を襲う。


二人で暮らすアパートには私の居場所なんてどこにもなく、


ただ木偶の坊のように丸まりながら、体に増えていく痣を優しくさする、


そんな日々だった。

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作者名：佐々木 | 作成日時：2020年10月7日 18時

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