しゃぼんだまの様な君。 (ページ8)

今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:497 hit

.7* ページ8

...なんだかフラフラする様な気がする。気のせいかな、

いいよ。と言う前に再び伸びてきた彼の手。

白くて細くて柔らかい手の感触がおでこにつたる。

「ん、Aちゃん、熱...ない？、」

...え？

「おでこも顔も熱いし、さっきくしゃみしてたよね、？」

「え、ね、熱はないとおもうけど、」

さっきまで普通だったのに頭がフラフラする気がする。

もしかして彼にドキドキしすぎて熱が出た、ってこと...？

そんなドラマみたいなことってあるんだ。、

「とりあえず心配だからうちに来なよ。家近いし心配ないでしょ？」

でもほんとにフラフラする

「う、うん。ありがとう。。」

「もしかして体調悪い？大丈夫？さっきまで元気だったのにねぇ、」

「...少しね、」

「無理しちゃいけないから。...乗って、」

私に背を向けてしゃがんだ彼は

もう、私の中での王子様だった。