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「好きな人...恋してる人って...誰なの、？」
ウンサンくんに少し上目遣いをされてドキッとしてしまう私。
「秘密だよ〜、」
「教えてほしいんだよね...( ；∀；)」
目の前にいるって言うのに
貴方が好きなんて、口が裂けても言えないよね。
「ウンサンくんの好きな人も教えてよー！」
「えぇっ！ぼ、僕はいないから...」
「顔赤いもん、絶対いる〜っ！」
この言い争いがすごくしあわせで、私はほんとに恋をしているみたい。
この言い争いが帰り道でも続いて、距離が近くなった。
帰り道の信号待ちの時
「...ん、Aちゃん、髪に葉っぱがついてる」
急に私の顔の前に伸びた彼の手。
おでこにほんのりと当たる手。
そして直視出来ないほど綺麗な彼の顔が目の前で至近距離。
ドキドキが止まらなくて死んじゃいそう。
ちゃん付けで呼ばれたのも初めてだし、ドキドキする。
「んぇ？Aちゃん顔赤いね。熱でもあるんじゃない？」
「な、なななないよ！ちょっと暑いだけ、！」
「じゃあおでこ、触らせて」
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作者名：柊 南 * | 作成日時：2020年7月15日 21時
