畑の天使

嫉妬トマトクン ページ26

Aside


　と｢はよざいま〜す｣



　いつもはおはようと返事してともたかと隣の部屋でスマブラをするんだけど、今日は違う。






　あ｢たなっちこれ食べてみて！？めっちゃ美味しいよ！｣


　た｢ん〜？どれどれ、え！めっちゃ美味い！！｣



　あ｢でしょっ！？｣







　ともたかに見えるように見せつけるように2人で楽しそうに話す。それが戦略だ。






　案の定ともたかは立ち止まって仲良さそうにしている私たちを見ているようだ。



　た｢A、今日俺帰ったらこないだの続きの映画見ようと思ってるんだけどさ、見に来る？｣


　あ｢え！いいの？行く〜！｣




　た｢こないだ見に来たとき途中で寝ちゃったでしょ？｣









　事前に用意しておいた設定が見事に役に立っている。









　と｢なんの映画の話？｣




　ソファでスマホを見ながら話しかけてきたともたか。









　た｢インディペンデンスデイ｣



　と｢あーあれ面白いよね｣








　あれ？意外にダメージ受けてない？









　その後もだいぶたなっちと距離を近くしてスマホを見せあったりて話したけど、ともたかに変化は見られなかった。









　あ｢ちょっと私コンビニ行ってくるね、たなっち欲しいものある？｣




休憩がてらにジュースでも買いに行くことにした。








　た｢ううん、俺は大丈夫。着いていこうか？｣






　あ｢ううん、いいよ！ともたかは何か欲しいものある？｣


　一応ともたかにもきいてみた








　と｢うん。一緒に行くよ｣
　

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