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岸side
岸「何で…」
――「岸くん！何やってるの！笑」――
――「ハハハｯ！笑 岸くんおもしろい！」――
――「岸くん！」――
目を瞑れば、俺の名前を呼ぶ(人1)の声、
笑い顔や笑い声、喋ってる時の(人1)の楽しそうな顔――
色々な(人1)が頭の中に巡ってる。
数時間前までは、一緒に笑ってたのに……。
待受画面に写る俺たちの顔は、涙で歪んでいた。
――なぁ、(人1)。ちゃんと生きろよ。
――(人1)が生きてくれるなら、もう他に何もいらないから。
――お願い。奇跡が起きろ…！
そう願っていると、足音が聞こえた。
目を向けると、メンバーみんなとマネージャーが俺の方へ走ってきた。
神「岸くん！！」
岸「神宮寺…。みんな…」
マネ「ﾊｧﾊｧ､七瀬は…？」
俺の目の前に来るなり、マネージャーが聞いた。
俺は立ち上がり、手術室のドアの方に目を向けるとみんなも視線をそこへ移した。
岸「手術は長時間かかるかもって言ってました…」
マネ「そっか…。あ、売店で何か買ってこようか？夜ご飯とか食べてないだろ？」
岸「まぁ…。食べれるか分かんないすけど
いいですか？」
マネ「いいよ。みんなはここで待ってて」
そう言って、マネージャーは俺たちに背を向け
売店に向かった。
紫耀「岸くん、(人1)に付き添ってくれてありがとう」
岸「いや…。俺何にもしてないよ…。ただ、手を握ってるだけ。それしかできなかった…」
何にもできない無力な自分に腹が立つ。
岸「··あ、海人大丈夫？」
海人「…うん。玄さんと紫耀が隣にいてくれたから､大丈夫」
岸「そっか…。廉も大丈夫だった？」
廉「…おん。大丈夫」
岸「玄樹も、海人のこと見ててくれてありがとうな」
玄樹「ううん。··あ、岸くん衣装のままでしょ？着替え持ってきたから」
あ、そうだ…。衣装のまま病院に行ったんだ…。
岸「そうじゃん…。なんか恥ずかしい笑」
場の空気を和ませようと思い、少し笑ったけど誰もクスリとも笑わない。
そりゃあそうだよな…。
それからみんなで手術室の前で手を繋いだり、肩を抱いたりして、手術が終わるのをひたすら待った。
1時間…。2時間…。3時間。
辺りはもう真っ暗で、携帯で時間を見れば
もう10時を過ぎていた。
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このみ - 有希さん» リクエストありがとうございます！書いてみますね！ (2020年2月8日 19時) (
レス) id: 5339af8eb4 (このIDを非表示/違反報告)
有希(プロフ) - 主ちゃんは昔いじめられていてそのトラウマが抜けず突然パニックになる(パニックになった時に助けてくれるのは廉くんがいいです！) (2020年2月8日 16時) (レス) id: bde96b43ca (このIDを非表示/違反報告)
このみ - みおさん» こちらこそ読んでいただき、ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！これからもご期待に応えれるように頑張ります！ (2020年1月16日 1時) (レス) id: 2c5180e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 更新ありがとうございます！本当に面白かったです！これからも夢主とメンバーの絆のお話楽しみにしてます！ (2020年1月16日 0時) (レス) id: a412d37542 (このIDを非表示/違反報告)
このみ - 美紀さん» ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします (2020年1月13日 18時) (レス) id: 2c5180e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2020年1月11日 2時
