つづきのデートー3 ページ25
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「うーん…子供向けならL、かな？」
尚も別のサイズを取りだしてはレイヤにあてる。真剣なサーヤにレイヤはくすっと笑うと、
「そんなに迷うなら試着してくるよ」
と言って服を受け取ると試着室へと向かった。
ついでのように周りにあった他のズボンも手に取って試着室の中へ入る。
なんとなく自分が急かしてしまったようで申し訳なくなり、試着室の前で待つサーヤはそっと目を伏せた。
普段服は伊吹とともに買いに行っているので、ふたりきりで服を選ぶことは少ない。素材が良いのだから、レイヤにはできたらおしゃれな格好をして欲しいのだが、本人はそれほどこだわりがないのか、いつもサーヤや伊吹の選んだ服を着ている。
迷惑かなと思いつつも、弟の服を選ぶのは姉(というより家族)の特権のような気がして少し嬉しかった。
「どう？」
カーテンが開き着替えたレイヤが服を見せた。思った通り雰囲気がレイヤにぴったりで、サーヤは顔を綻ばせた。
「うん、似合ってる！サイズも、それがちょうどだね」
「…ありがとう」
照れたように少し微笑むと、レイヤは再びカーテンの中に隠れた。
次に着替え終わって出てくると、どうやら気に入ったようで、ちょっと買ってくる、と言うとレジに並んだ。
「店の前で待ってるね」
声をかけると店を出た。外は人でいっぱいで、気をつけていないと流れに押されそうだ。
しばらくして紙袋を手に出てきたレイヤは、人混みに眉をしかめながらなんとかサーヤの元へとたどり着いた。
「ごめん、買えた。これからどうする？」
窺うようにサーヤを見ながらも、口振りからどこか疲れたような感じが伝わった。
(レイヤくん、あんまり人がたくさんいるところ好きじゃないもんね…)
もう帰ったほうが良いかな、という考えが胸の中をよぎる。
けれど何故かもう少しだけいたいなぁ、という思いも湧き上がってきて、サーヤは少しだけ首を傾げて悩むとぱっと顔を上げた。
「なにか甘いもの食べに行かない？休憩も兼ねて」
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桃(プロフ) - ゆうたんさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。更新頑張ります！ (2016年7月28日 21時) (
レス) id: 5aa2eaac6e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうたん - とってもおもしろいです！再新頑張ってください(^▽^)/ (2016年7月26日 13時) (レス) id: 9ccd65c474 (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - チカさん» ありがとうございます！21巻は読んでていろいろと大変でした…。更新頑張ります〜( ´ ▽ ` ) (2016年6月21日 20時) (レス) id: 5aa2eaac6e (このIDを非表示/違反報告)
チカ(プロフ) - 高校合格おめでとうございます。21巻は確かにヤバかったですね！ゆっくりでも良いので更新頑張ってください(*^^*)応援してます！ (2016年6月21日 6時) (レス) id: b0a8b8ef26 (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - ゆうさん» 返信遅くなりすみません。コメントありがとうございます！読みやすさは個人的にはまだまだですが、そう言っていただけると有り難いです(o^^o)黎紗好きさん！！！周りにいないので本当に嬉しいです（ ; ; ）ふたりいいですよね…！続きの執筆頑張ります！ (2015年5月24日 12時) (レス) id: 5a1aaa4d08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃 | 作成日時：2015年4月27日 0時
