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大倉side
そして、3ヶ月後。
医「だいぶ回復してきましたね。そろそろ退院しても大丈夫ですよ！」
ついに退院の許可が出た。
あれから毎日リハビリ頑張ったおかげで、だいぶ元の状態まで戻りつつあって、
精神状態も、病院側のケアと、…彼女の笑顔のおかげで、かなり落ち着いていた。
病室に戻ると、Aさんが来ていた。
町「あ！大倉さん！」
彼女の笑顔を見て、俺の頬も自然に緩む。
町「どこに行っていたんですか？」
彼女にそう尋ねられ、俺はさっき医者につたえられたことを説明した。
大「俺、退院できることになってん。」
町「えっ！そうだったんですね！おめでとうございます！」
彼女がまた笑顔になる。
大「おん…ありがとう。」
…せやけど、今度の俺は、上手く笑うことができなかった。
町「あれ…あんまり嬉しくないですか？」
大「いや、そんなことはないで？退院できることは嬉しいんやけど…」
町「？」
大「…退院しても、行く場所ないねん。」
俺は、住んでいた家を追い出されとるから
住む場所があらへん。
町「あー。そういえばそうでしたね。
…私が、どこかマンションとか探しましょうか？」
大「いや、それはさすがにあかんよ…」
そうなればきっと、また彼女にお金払ってもらわなあかんし…
今でさえ入院代返せる状況やないのに、それをもっと先伸ばすのはさすがに申し訳ない。
せやけど、どないしよう…。
町「それなら…
しばらく私の家に来ますか？」
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もちこ(プロフ) - さなさん» はじめまして！そう言っていただけて光栄です… これからも頑張っていきますのでよろしくお願い致します！コメントありがとうございました！ (2022年3月10日 19時) (
レス) id: 00a139ae99 (このIDを非表示/違反報告)
さな - 初めまして。前作の丸山さんから読んでいます。次の展開楽しみにしています。 (2022年3月10日 17時) (レス) @page29 id: 603606fd19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちこ | 作成日時：2021年4月25日 8時
