8UPPERS �� ページ25
今日は、みんなで公園に遊びに来た。
みんな、エイトとのお出かけは久しぶりやから、すごいテンションあがってるみたい。
ACE「ALICE、あそこ…」
一緒に歩いていたACEが一点を指差す。
その方向を見ると、そこには、ARSENALが、１人でベンチに座っていた。
ACE「どしたん、元気ないやん。」
私たちは、ARSENALの座るベンチに腰掛ける。
ACE「…地味な作業ばっかやってるから、人間どんどん暗くなってるんちゃう？」
ARS「…。」
ACE「なんやねん、気持ち悪い。」
ARS「…お前は何も変わらんな。」
ALI「ARSENAL…？」
ARSENALの言葉の意図が理解できないでいると、
ARS「なあ…今まで何人殺ったことある？」
急な質問に、私たちは戸惑った。
ACE「なんやねん。」
ALI「急にどうしたん？」
ARS「…俺な、今まで自分の手で殺ったやつの人数も顔も、全部覚えてんねん。」
ALI「！」
ACE「俺全く覚えてへんわ。」
ARS「…そんな手で、エイトのこと、抱いてええんかな。」
ARSENAL、そんなこと考えてたんだ…。
ACE「ええんちゃう？」
ARS「人間って変われんのかな。」
ACE「…変われるやろ。あんま難しいことようわからんけどさ…自分のほんまの姿知ってるやつやったらさ、世の中にどんだけおんねんやろ。
…変われるやろ。」
ARS「！」
ALI「私もそう思う。…こういう仕事しとるから、そう思ってまうのも当然やし、私もそうやったけど、
…ほんまのARSENALは、そんな冷たい人ちゃうよ？」
ARSENALは、私たちをしばらく見つめていたが、やがて立ち上がって、エイトのもとへ歩いていった。
そして、エイトを抱き上げていた。
ALI「…これで、よかったんだよね？」
ACE「おん。…エイトきっと喜んどるよ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もちこ | 作成日時：2020年11月11日 20時
