○翔 ページ7
・
翔「ふぅー…」
潤「すぅ…」
泣き疲れからかうとうとしだした潤はコクッと寝てしまった。
寝顔を見て安心する。
そうだよな…やっぱり潤も辛いよな…。
今日気持ちが聞けてよかった。
そうじゃないと潤の心もパンクしてしまう。
翔「ごめんなー…」
そっと抱き上げて布団に横にする。
次の日、俺は潤と約束した通り先生に電話をする。
明日来てほしいと言われて電話を切る。
智「カウンセリング…？」
翔「そう。潤、最近調子良いから
久しぶりに行けるかなーっと思って」
智「そうだね…しばらく、行けてなかったし…」
潤がいない間に智にぃにも伝える。
今の智にぃは判断力が鈍ってるから何も疑わず。
もちろん和と雅紀にも狙いは伝えた。
雅紀「これで夢見なるといいね」
和「そうだね…辛そうなの、可哀想だし…」
二人とも反対はしなくて。
当日。俺と智にぃと潤で病院へ向かう。
潤「…っ」
智「大丈夫だよ、潤…」
智にぃの為とはいえ病院に着くと強張る潤の表情…。
俺と智にぃで潤を挟んで進み先生の元へ。
先「久しぶりだね」
事前に先生にも伝えてある。
挨拶をして、少ししてから…。
翔「では智にぃをお願いします」
智「えっ…」
潤「智にぃ、先生と話してきて…？怖い気持ち、いっぱい」
智「…潤は？どこに、行くの？」
潤「ドアの前で待ってるから…ね？」
智「…やだよ、ねぇ…」
先「二人は待合室で待っててもらおう、智くん」
智「やっ…」
急な状況についていけない智にぃ。
先生が軽く智にぃの手を掴んだのを見て、
少し無理矢理だけど離れてドアから出る。
・
智side
・
潤と翔が出て行ってしまった。
俺の心は潤と離れたことでザワザワと騒ぎ出す。
智「先生、なんで、俺…」
先「潤くんからお願いされたんだ。
智にぃから話をきいてほしいってね」
智「…潤、が？」
先「どうしようか。無理に話せとは言わないよ？」
智「…」
先「…智くんはさ、昔から長男だからと色々と気持ち押し殺してるでしょ？」
智「だって…俺が、しっかりしないと…」
先「今は押し殺した気持ちで心がパンクしてるんだと思うんだ。
だから悪夢という形で心が限界を訴えてる」
智「…」
先「な…？1回、気持ち吐き出してあげようよ」
確かに…もう自分一人で抱えるには大きすぎる恐怖心。
智「…みんなには、言わないで下さい…」
先「もちろん。言わないって約束する」
・
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みゅうな(プロフ) - ちぷさん» お読みいただきありがとうございます。そうですね…たくさんあるお話の中の彼らと一緒に現実で揃う日を一緒に楽しみに待ちましょう。ゆっくり楽しみながら更新致しますので、楽しんでいただければ幸いです！ (2021年5月19日 23時) (
レス) id: 984ee72405 (このIDを非表示/違反報告)
みゅうな(プロフ) - RedButterflyさん» お読みいただきありがとうございます。楽しんでいただければ幸いです。 (2021年5月19日 23時) (レス) id: 984ee72405 (このIDを非表示/違反報告)
ちぷ(プロフ) - こんにちは！更新ありがとうございます。大好きのお話なので嬉しいです。彼ら揃ったところを見られないのは寂しくて仕方ないけどそれでも好きな気持ちは変わらなくてずっと占ツクでお話を探してしまっています。ゆっくりでも更新してもらえたら嬉しいです！ (2021年5月12日 10時) (レス) id: 5d7000c446 (このIDを非表示/違反報告)
RedButterfly(プロフ) - 更新ありがとうございます。楽しみにしています。 (2021年5月11日 19時) (レス) id: 51dc9e08cd (このIDを非表示/違反報告)
みゅうな(プロフ) - ぴさん» ぴ様 お読みいただきありがとうございます。ゆっくり更新になってしまいますが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2021年5月10日 22時) (レス) id: 3992cf7183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2021年5月10日 15時
