○翔 ページ34
・
潤の不眠の原因は分からず。
智にぃと寝ても寝付きが悪くて。
数日前からみたいだし、
眠れない恐怖が長すぎたのかな…。
ほんと、もっと早く気づいてあげればよかった。
智「可哀想なことしちゃったなぁ…」
潤の頬に残る涙を拭う智にぃ。
翔「どうにかしてあげたいね…」
智「うん…睡眠薬でもいいんだけどさ、
潤嫌がるんだよね…」
潤は薬に頼るのを基本嫌がる。
まぁ、欲しがるのも問題なんだけどさ…。
不安を消す薬と睡眠薬は特に嫌みたい。
智「明日の様子で薬も提案してみる」
翔「そうだね…夜中何かあったら電話ちょうだい？」
智「ありがとう」
潤を智にぃに任せて俺は自室へ。
どうしたら潤が眠れるかなーって、
考えてたら気づいたら寝てて。
〜♪〜♪
翔「…んっ？」
ラインの通話音で目が覚める。
智にぃからで慌てて出る。
智「ごめん、起きたら翔がいないって
不安になっちゃって…会いたいって言ってて」
潤「んっ…しょ、にぃ…」
智にぃの声の傍で潤の泣き声が聞こえて。
智「潤目眩するみたいだから階段怖いし、
ごめん…来てもらっていい？」
翔「もちろん、すぐ行く」
時刻はまだ3時過ぎ。
可哀想に…起きちゃったんだな…。
翔「一緒に寝ればよかったね、ごめんな」
潤「んっ、ん…翔にぃ…っ」
急いで行くとぎゅっと縋ってくる潤。
智「よかったね、来てくれたね」
智にぃは優しく微笑んで潤の頭を撫でる。
潤はポロポロ泣きながら何度も目をぎゅっと瞑っていて。
翔「目眩するんでしょ？
いるから目閉じてていいよ」
潤「こわかっ、た…っいな、かった…っ」
翔「うん、ごめんな？今はいるからね」
潤「やだった、の…っ」
子どもみたいに「いなかった」「こわかった」
「やだった」と繰り返してしゃくり上げて泣く。
翔「よしよし…怖かったね…」
ちょっぴり退行気味。
それだけ不安ってことだろから…。
たくさん触れて声を掛ける。
段々と体から力が抜けていって。
潤「すぅー…」
翔「…寝た、かな」
智「だね、ありがとう」
翔「んーん、明日から一緒に寝るわ」
智「ふふ、助かる」
まだ俺の服をぎゅって掴んでるから、
もう少し熟睡したら降ろすことに。
翔「まだ熱ある…？」
智「変わらず微熱くらい」
翔「そっか…上がらないといいけど」
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みゅうな(プロフ) - ちぷさん» お読みいただきありがとうございます。そうですね…たくさんあるお話の中の彼らと一緒に現実で揃う日を一緒に楽しみに待ちましょう。ゆっくり楽しみながら更新致しますので、楽しんでいただければ幸いです！ (2021年5月19日 23時) (
レス) id: 984ee72405 (このIDを非表示/違反報告)
みゅうな(プロフ) - RedButterflyさん» お読みいただきありがとうございます。楽しんでいただければ幸いです。 (2021年5月19日 23時) (レス) id: 984ee72405 (このIDを非表示/違反報告)
ちぷ(プロフ) - こんにちは！更新ありがとうございます。大好きのお話なので嬉しいです。彼ら揃ったところを見られないのは寂しくて仕方ないけどそれでも好きな気持ちは変わらなくてずっと占ツクでお話を探してしまっています。ゆっくりでも更新してもらえたら嬉しいです！ (2021年5月12日 10時) (レス) id: 5d7000c446 (このIDを非表示/違反報告)
RedButterfly(プロフ) - 更新ありがとうございます。楽しみにしています。 (2021年5月11日 19時) (レス) id: 51dc9e08cd (このIDを非表示/違反報告)
みゅうな(プロフ) - ぴさん» ぴ様 お読みいただきありがとうございます。ゆっくり更新になってしまいますが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2021年5月10日 22時) (レス) id: 3992cf7183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2021年5月10日 15時
