○智 ページ32
・
智「潤のベッド運ぼう」
翔「そうだね」
翔がそっと抱き上げて潤の部屋へ。
枕に足を乗せて身体に布団を掛ける。
潤「…めん、なさ…」
智「謝らなくて大丈夫だよ。辛かったね」
翔「眠れるなら寝ちゃいなね？」
潤「ん…」
そっと翔が両目を手で覆ってあげる。
するとすぐに寝息が聞こえてきて。
智「ふー…貧血でよかったぁ…」
翔「ほんと…」
思わず呟いてしまう。
倒れたわけじゃなくてほんとよかった…。
そっと瞼をめくるとやっぱり真っ白で。
翔「今日の貧血辛そうだったね」
智「ん〜…眠れなかったのかなぁ」
忙しくても潤の様子はしっかり見てたつもりだった。
それでも見落としたのかもしれないな…。
それに潤は優しい子だから。
俺らが忙しいの気にして言えなかったのかも。
智「ごめんねぇ…」
そっと眠る潤の頭を撫でる。
翔「智にぃ、仕事は？」
智「ん、昨日終わったよ。翔課題は？」
翔「今日で終わると思う」
智「そっか、よかった。
もしかしたら潤、今日は不安定かも。
帰ってきたらよろしくね(笑)」
翔「ふふ、よろこんで」
とりあえず翔に朝食をお願いした。
それと、起きてくる雅紀と和への説明も。
俺はいつ潤が起きてもいいようにここで待機。
…と、言ってもやることないからさ。
智「ふふ、一緒に寝ちゃお」
潤の隣にもぐって目を瞑る。
すぐにとろとろと眠気が襲ってきて…。
潤「…智、にぃ？」
智「んぇ…？」
潤「ふふ、変な声(笑)」
ぎゅっと抱きつかれる感覚に目を開ける。
智「おはよ、潤」
挨拶ついでに瞼をめくる。
潤「んん…やめて…」
智「ふふ、ごめん。
とりあえず大丈夫そうだね」
潤「ん…良くなった」
智「よかった。廊下、冷たかったね」
そっと頭を撫でる。
すぐに潤の両目に涙が溜まってきて…。
智「怖かったね…気づくの遅くなってごめんねぇ」
潤「んっ…ちが、の…おれが、わるい…っ」
智「ん〜？貧血だもん。潤は悪くないよ？」
ぶんぶんと首を降る潤。
泣きながらもぽつぽつと話してくれて。
そっか…やっぱり、忙しそうで眠れないの言えなかったか。
潤「んっ、ん…めん、なさ…っ」
智「ふふ、泣きすぎ。
謝らなくて大丈夫だから、ね？」
潤「んっ…」
智「俺も忙しくしちゃってごめんね？
もう終わったから。今日は一緒に寝ようね〜」
俺の言葉にほっとした顔の潤。
ここ数日眠れなくて不安だったよね…。
たくさん甘えていいからね…。
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みゅうな(プロフ) - ちぷさん» お読みいただきありがとうございます。そうですね…たくさんあるお話の中の彼らと一緒に現実で揃う日を一緒に楽しみに待ちましょう。ゆっくり楽しみながら更新致しますので、楽しんでいただければ幸いです！ (2021年5月19日 23時) (
レス) id: 984ee72405 (このIDを非表示/違反報告)
みゅうな(プロフ) - RedButterflyさん» お読みいただきありがとうございます。楽しんでいただければ幸いです。 (2021年5月19日 23時) (レス) id: 984ee72405 (このIDを非表示/違反報告)
ちぷ(プロフ) - こんにちは！更新ありがとうございます。大好きのお話なので嬉しいです。彼ら揃ったところを見られないのは寂しくて仕方ないけどそれでも好きな気持ちは変わらなくてずっと占ツクでお話を探してしまっています。ゆっくりでも更新してもらえたら嬉しいです！ (2021年5月12日 10時) (レス) id: 5d7000c446 (このIDを非表示/違反報告)
RedButterfly(プロフ) - 更新ありがとうございます。楽しみにしています。 (2021年5月11日 19時) (レス) id: 51dc9e08cd (このIDを非表示/違反報告)
みゅうな(プロフ) - ぴさん» ぴ様 お読みいただきありがとうございます。ゆっくり更新になってしまいますが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2021年5月10日 22時) (レス) id: 3992cf7183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2021年5月10日 15時
