○翔 ページ27
・
ちょっと様子が変だなと思って
潤のことを見に行ったら図星。
1度咳が出たら中々収まらなくて…。
智「どうした？咳？」
翔「そうみたい。中々止まらなくて…」
智にぃが心配で様子を見に来る位は長い時間。
それから二人で身体をさすって…。
潤「ケホッ…ン、ッ…」
翔「よしよし、少しおさまってきたな…」
ようやく収まった時にはぐったりの潤。
俺にもたれて目を閉じる。
潤「…っ、ありが、と…」
翔「風邪ひいててしんどかった？」
潤「んーん。こんな咳出たの、初めて…」
翔「そっか、一応熱測ろうな」
智「何か飲もっか。俺いれてくるね」
熱を測っても平熱。
どうやら喉が痛いわけでもないらしく…。
よく話をきいてみると、
1週間位は夜に咳出ることが続いてるらしい。
なるほど…。
咳出るの隠してたから様子が変だったのか。
この時はそれで納得してしまった俺。
翔「隠さないで言っていいんだよ？潤」
潤「ん…ごめ、なさい…」
智「ふふ、謝らなくても大丈夫だよ。
明日学校お休みして病院行こう。ね？」
潤「…ん」
智にぃがいれてくれた温かいお茶を飲んだらうとうと…。
翔「今日は一緒に寝ようか、潤」
潤「えっ…いい、の？」
翔「ふふ、もちろん」
智「よかったね、潤」
潤「ん…嬉し…」
俺にくっついた潤は頭を撫でるとすぐに寝息をたてて。
だけどその晩、何度も咳で起きちゃって…。
潤「ケホッ…」
翔「苦しいな…」
何となく眠り浅いまま朝に…。
潤「いって…ケホッ…らっしゃい…」
翔「ん、行ってくるな」
智にぃにもたれて玄関で見送ってくれる潤。
起きたら大分咳が減っててよかった。
潤の頭をそっと撫でて家を出る。
ただの風邪だといいな…そう思いながら。
・
智side
・
病院に行って先生に症状を伝える。
先「んー…喘鳴も聞こえないし、
もしかしたら咳喘息かもしれないな」
潤「咳喘息…？」
先「そう。アレルギーとか生活習慣の乱れとか、
あとストレスとかで出る事があるんだ」
潤「ストレス…」
先「何か思い当たることある？」
潤「えっ…いや、特にないです…」
そう答えて俯いた潤。
なんだろ…何か思うことがあるのかな。
でも、最近は精神的にも落ち着いてるし、
学校でも何かトラブルがあったとは聞いてない。
先「ちょうど季節の変わり目で体疲れたかもね」
何かあるんだとしても、
今は話したくないことなのだろう。
家で話してくれたらいいんだけど…。
・
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みゅうな(プロフ) - ちぷさん» お読みいただきありがとうございます。そうですね…たくさんあるお話の中の彼らと一緒に現実で揃う日を一緒に楽しみに待ちましょう。ゆっくり楽しみながら更新致しますので、楽しんでいただければ幸いです！ (2021年5月19日 23時) (
レス) id: 984ee72405 (このIDを非表示/違反報告)
みゅうな(プロフ) - RedButterflyさん» お読みいただきありがとうございます。楽しんでいただければ幸いです。 (2021年5月19日 23時) (レス) id: 984ee72405 (このIDを非表示/違反報告)
ちぷ(プロフ) - こんにちは！更新ありがとうございます。大好きのお話なので嬉しいです。彼ら揃ったところを見られないのは寂しくて仕方ないけどそれでも好きな気持ちは変わらなくてずっと占ツクでお話を探してしまっています。ゆっくりでも更新してもらえたら嬉しいです！ (2021年5月12日 10時) (レス) id: 5d7000c446 (このIDを非表示/違反報告)
RedButterfly(プロフ) - 更新ありがとうございます。楽しみにしています。 (2021年5月11日 19時) (レス) id: 51dc9e08cd (このIDを非表示/違反報告)
みゅうな(プロフ) - ぴさん» ぴ様 お読みいただきありがとうございます。ゆっくり更新になってしまいますが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2021年5月10日 22時) (レス) id: 3992cf7183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2021年5月10日 15時
