○智 ページ20
・
警「通行してた方で巻き込まれた人はいませんよ」
そう聞いてほっとする。
よかった…潤が巻き込まれたわけじゃなくて。
お礼を言って離れる。
じゃあどこに行ったんだ？
もしかしてもっと前で具合悪くなってるのかな…。
大通りを通り抜け再び住宅街へ。
でも学校へ着いても潤とはすれ違わなくて。
和「…あれ、智にぃ」
ちょうど和が出てきたところで。
智「あ、和。潤が帰ってなくて…」
和「えっ…もう靴はなかったけど…」
じゃあ学校ではない。
慌てて家へと引き返す。
でも家に着いても潤はいなくて。
潤からの連絡もないし返信もない。
和「潤くん…っ」
智「和…落ち着いて。一緒に探し行こ？」
和が焦りから少し落ち着かなくなって。
そういう俺も、心臓が騒ぎ出している。
探すって言ってもどこを…？
〜〜♪
智「あ、潤！」
和「潤くん！！」
潤からの着信。
慌てて出ると救急隊の方で…。
どうやら事故を見て傍で倒れたらしい。
今処置しながら病院へ運んでいますという連絡で。
見つかったのはよかった。
多分、事故を見てパニックになったのだろう。
潤…怖かっただろうに…。
病院の場所を聞いて和と共に車で向かう。
翔と雅紀にはラインして伝える。
病院に着くともう処置は終わっていて。
病室に案内される。
潤「…」
和「潤、くん…っ」
和はポロポロと泣きながら潤の傍へ。
酸素マスクをつけながら眠る潤。
おでこのガーゼが痛々しくて…。
医者からの話だと、
呼吸困難になりチアノーゼが出て意識を失ったと。
頭もぶつけたが検査では異常なし。
額の傷も手当て済みだとのこと。
今は少し眠くなる薬を入れていれているらしい。
また起きたら呼んで下さいと言われて、お礼を言う。
智「潤…」
顔色が悪い。
本当に苦しかったし怖かったと思う。
心に傷がどれだけ残ったか…起きてみないと分からない。
智「よく頑張ったね…」
和「ごめんっ…一緒に、帰ってれば…っ」
智「和のせいじゃないでしょ？誰も悪くない…ね？」
和「ひっ、く…っ」
和は大分泣いていたけれど、徐々に落ち着けて。
学校が終わった雅紀と翔も夕方に病室に来て。
その頃には潤の眠っている顔色も戻ってきている。
医者が一度様子を見に来てくれるも潤は起きなくて…。
後は潤の目が覚めて問題がなければ帰ってもいいし、
様子見で一晩入院でもいいとのこと。
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みゅうな(プロフ) - ちぷさん» お読みいただきありがとうございます。そうですね…たくさんあるお話の中の彼らと一緒に現実で揃う日を一緒に楽しみに待ちましょう。ゆっくり楽しみながら更新致しますので、楽しんでいただければ幸いです！ (2021年5月19日 23時) (
レス) id: 984ee72405 (このIDを非表示/違反報告)
みゅうな(プロフ) - RedButterflyさん» お読みいただきありがとうございます。楽しんでいただければ幸いです。 (2021年5月19日 23時) (レス) id: 984ee72405 (このIDを非表示/違反報告)
ちぷ(プロフ) - こんにちは！更新ありがとうございます。大好きのお話なので嬉しいです。彼ら揃ったところを見られないのは寂しくて仕方ないけどそれでも好きな気持ちは変わらなくてずっと占ツクでお話を探してしまっています。ゆっくりでも更新してもらえたら嬉しいです！ (2021年5月12日 10時) (レス) id: 5d7000c446 (このIDを非表示/違反報告)
RedButterfly(プロフ) - 更新ありがとうございます。楽しみにしています。 (2021年5月11日 19時) (レス) id: 51dc9e08cd (このIDを非表示/違反報告)
みゅうな(プロフ) - ぴさん» ぴ様 お読みいただきありがとうございます。ゆっくり更新になってしまいますが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2021年5月10日 22時) (レス) id: 3992cf7183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2021年5月10日 15時
