○智 ページ11
・
潤はどうしても体調不良とか
痛みを俺等に隠してしまう。
だから俺等は些細な変化でも
気づくようにしてる。
智「…？」
夕飯までは平気そうにしてた潤。
だけど寝る支度をする時になって
何となく庇って歩いている感じがする…。
もしかして、痛くなってきたかな？
湿布は貼ってあるけど効いてないかな。
そうすると階段危ないな…。
智「潤？足痛いなら階段危ないから
和室で一緒に寝ようか？」
潤「あ…」
潤は驚いた顔をするけど、安堵が混ざってる。
もう…痛いなら痛いって言っていいのにな。
潤「なんか…ちょっと、痛くなって…」
でも俺等が気づくと素直に教えてくれる。
智「そっか、寝れそう？」
潤「ん、大丈夫」
翔が布団を敷いてくれてそこに寝転ぶ潤。
翔「俺も寝るまでいようか」
潤「うん、ふふ…」
嬉しそうに翔に抱きついて甘えてる。
智「よかったねぇ、潤」
潤「ん…智にぃも」
潤と手繋いだり頭撫でたり…。
たくさん甘やかしてたらすぐに眠りに落ちて。
潤「すぅ…」
翔「寝たか…」
智「だね、ありがとうね翔」
翔「何となく不安そうだったからさ、潤」
智「痛いと、思い出すのかもね…」
翔「ん…多分ね」
頭痛とかとは違う痛み。
それらはきっと、お父さんに殴られたり
蹴られた痛みを思い出すのだろう。
智「明日の様子では休ませようかな…」
翔「無理するからなぁ、潤は」
智「だね。病院は、嫌がるかな〜」
翔「病院行く程痛そうじゃなさそうだし…」
小声で翔と相談していると…。
潤「…ん…ふふ」
翔「あ、なんか笑ってる(笑)」
智「良い夢見てるのかな？可愛い(笑)」
寝ながら微笑む潤。
楽しい夢見てるなら良いな…。
・
和side
・
潤くんの足首もすっかり治った数日後。
授業中、潤くんの様子を見る。
潤「…」
和「…？」
いつも通りに見えるけど、
なんだろ…若干ぼーっとしてる？
そのまま様子を見てると、
しきりに目を擦っている。
もしかして…目眩してるのかも。
そこでちょうど休み時間。
すぐに潤くんに近づき声を掛ける。
和「潤くん、目眩？」
潤「あ、和にぃ…」
コクリと頷く潤くん。
よかった…立ち上がる前で。
和「支えるから保健室まで歩ける？」
潤「ん…歩ける。そんな、酷くはない…」
そう言ってゆっくり立つも、
足元は若干ふらついている。
早く気づけてよかった…。
・
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みゅうな(プロフ) - ちぷさん» お読みいただきありがとうございます。そうですね…たくさんあるお話の中の彼らと一緒に現実で揃う日を一緒に楽しみに待ちましょう。ゆっくり楽しみながら更新致しますので、楽しんでいただければ幸いです！ (2021年5月19日 23時) (
レス) id: 984ee72405 (このIDを非表示/違反報告)
みゅうな(プロフ) - RedButterflyさん» お読みいただきありがとうございます。楽しんでいただければ幸いです。 (2021年5月19日 23時) (レス) id: 984ee72405 (このIDを非表示/違反報告)
ちぷ(プロフ) - こんにちは！更新ありがとうございます。大好きのお話なので嬉しいです。彼ら揃ったところを見られないのは寂しくて仕方ないけどそれでも好きな気持ちは変わらなくてずっと占ツクでお話を探してしまっています。ゆっくりでも更新してもらえたら嬉しいです！ (2021年5月12日 10時) (レス) id: 5d7000c446 (このIDを非表示/違反報告)
RedButterfly(プロフ) - 更新ありがとうございます。楽しみにしています。 (2021年5月11日 19時) (レス) id: 51dc9e08cd (このIDを非表示/違反報告)
みゅうな(プロフ) - ぴさん» ぴ様 お読みいただきありがとうございます。ゆっくり更新になってしまいますが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2021年5月10日 22時) (レス) id: 3992cf7183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2021年5月10日 15時
