〇潤 ページ7
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２週間を過ぎた頃の夜中。
夢にまであの臨時の先生が出て来たんだ。
大声で『何でできないんだ！』『怠けるな！』って何度も…。
やめて…大声、出さないで…。
急いで飛び起きて、勉強道具抱えて自室を出た。
夢か現実か分からず、とにかく早く勉強しなくちゃ…って。
ガクガク震える足で階段を下りて…。
潤「…っあ！」
ドドッ…！
残り２、３段で足を滑らせた。
『早くしろ！』
潤「っ…」
急いで顔をあげた時、先生とお父さんがいて。
何で…？何で、２人がいるの…？
『早くしろ！』『お前のせいだ！』
２人の大声が頭に響いてきて…。
にぃ、助けて…っ！
潤「ぎゃーっ…！！」
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智side
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夜中に響いたドドッておちる音と異常なほど怖がる潤の声。
４人が自室から飛び出てきて急いで階段下へ。
潤「ぎゃー…っ、にぃ、ど、こぉー…っ！」
階段下で勉強道具が散らばる中、酷いパニックを起こしてる。
バタバタと手を振り回してボロボロ泣いて叫んで…。
雅紀「なに、夢見た…？」
智「分かんない…とりあえず、勉強道具遠ざけて」
翔「ん、分かった」
筆箱の中身が散らばってて、
もし自傷行為を始めたらシャープペンとか危険だからね。
和「潤、くん…」
和も心配だろうに駆け寄らず様子を見ててくれている。
パニックのときって声のかけ時、触れ時が難しい。
タイミングが悪いともっとパニックを起こすからさ…。
皆で声を掛けつつ落ち着くのを待つ。
智「もうそろそろ良いかな」
翔「じゅん、大丈夫だからな〜」
俺の声で、翔がそっと抱きしめる。
すると潤は「にぃ…っ」と言いながら抱き着いていて。
次の瞬間には意識を手放していた。
潤をリビングのソファに寝かして４人で話し合う。
雅紀「勉強道具持ってたね…」
翔「そんな事、始めてだよな」
和「補習続きで追い込まれちゃったかな…」
確かに、補習は多かったし勉強もすごいしていた。
でも潤は『大丈夫』『頑張るよ』って平気そうにしてたから…。
智「臨時の先生ってどんな人」
和「んー硬い雰囲気の人だよ、授業中雑談しないし淡々と進めてる。
でも小テストが多いしスピードが速いから嫌がってる生徒もいるよ」
翔「その先生怖いか？」
和「ん〜怖いことはないかな…とっつきにくいって感じ？」
結局、話し合っても勉強が大変だったのかなってだけで…。
後は潤が起きてからきこうってなった。
まさか潤の前でだけ、先生が怒鳴るなんて思いもつかなかった。
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NOA(プロフ) - 焦らずゆっくりでも大丈夫です！ずっと楽しみに更新を待っていますよ (2021年5月8日 12時) (
レス) id: 330ab0f696 (このIDを非表示/違反報告)
空 - そして、みゅうなさんのファンがいることを覚えておいてほしい。私のわがままですが。私はみゅうなさんの書いた小説が本当に大好きです。この小説を書いてくれて、私に人の優しさと愛情を教えてくれてありがとうございます。本当に感謝しています。 (2021年4月9日 6時) (レス) id: 1807a4795e (このIDを非表示/違反報告)
空 - みゅうなさん、お久しぶりです。コメントを送るたび、更新を続けてほしいと願う反面、作者さんの負担になっているのではないかと不安でした。みゅうなさんが決めることに、私が何かを言う権利はないです。でも、できることなら、みゅうなさんの作品は残しておいてほしい (2021年4月9日 6時) (レス) id: 1807a4795e (このIDを非表示/違反報告)
RedButterfly(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しみにしています。この兄弟が大好きなので続きが読みたいです。なのでまた読めることを楽しみにしています。 (2021年4月7日 23時) (レス) id: 51dc9e08cd (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 更新ありがとうございます！いつも楽しみにしています。きっと、色々な思いあるかと思いますが、一読者としましてはこれからも読みたいなと思っています。ここの兄弟が大好きです。また読めることを楽しみにしています。 (2021年4月7日 22時) (レス) id: 2ec53b58cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2019年1月3日 23時
