〇翔 ページ46
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潤がトイレを失敗したと聞いて驚く。
そこまで分かってあげられてなかったな…って。
他にも…。
潤「ん、ん…」
翔「眠いか？」
夕飯も食べてソファでまったり中。
みんな帰ってきてからは比較的明るい表情をしてた潤。
俺の肩にもたれてうとうと…ってしてきて。
智「お、眠そう？」
翔「ん…布団行こうか」
寝る支度は終わってたからさ。
そっと手を引くと素直に立ち上がる潤。
布団に横にしてポンポンっと胸元をたたく。
でも…。
潤「…ひっ…く…っ」
翔「お、どうしたどうした…」
静かに泣き出してしまって…。
視力低下してから潤は話すのが怖いのか口数が少なくて。
だから、察してあげないといけないんだけど…。
潤「んっ、んー…」
翔「んー？」
どうしたら泣き止んでくれるか分からなくて…。
智「泣いてる？」
翔「あ、智にぃ…」
智にぃが来てくれてほっとする俺…情けない。
翔「ポンポンってしてたら泣き出しちゃって…」
智「そっか…」
智にぃは考えた顔をした後、そっと潤の横に寝転がる。
少しビクッとした潤だけどすぐ智にぃって分かったみたい。
潤「智、にぃ…」
智「ん、いるよ」
そっと潤の耳元に顔を近づける。
ポンポンと胸元をたたきながら…。
智「ゆーりかごーの…♪」
小さくて優しい声で子守唄を歌う智にぃ。
最初は静かに泣いてた潤も、段々と泣き止んで…。
潤「ん、ん…」
すぅー…と眠りに落ちていった。
翔「智にぃ、すごい…」
智「ふふ。よかった」
翔「何で子守唄？」
智「んー？見えないから眠りに落ちる瞬間、
独りぼっちな気がして怖いんじゃないかなっーて」
翔「だからか…」
智「まぁ、勘だけどね」
そう言って優しく眠る潤の頭を撫でる智にぃ。
やっぱり智にぃに敵わない…。
・
潤side
・
にぃ達から離れたらもう来ないんじゃないか。
そう考えると少しでも離れるのが怖くてたまらない…。
だから傍から離れる可能性があることが言えなくなった。
『トイレ行きたい』『喉乾いた』『頭が痛い』とかね…。
でもにぃ達は全部分かってくれて。
眠る前にも必ず子守唄を歌ってくれる。
それがすっごく安心する…。
数日たっても俺の視力は戻らなくて。
そりゃそうだよね…原因話してないもん。
『先生の所行こう？』ってにぃ達に言われるけど…。
話したくない…。
自分の体を見たくない。
でも、にぃ達の顔は見たい。
どうしたらいいのか、分からないよ。
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NOA(プロフ) - 焦らずゆっくりでも大丈夫です！ずっと楽しみに更新を待っていますよ (2021年5月8日 12時) (
レス) id: 330ab0f696 (このIDを非表示/違反報告)
空 - そして、みゅうなさんのファンがいることを覚えておいてほしい。私のわがままですが。私はみゅうなさんの書いた小説が本当に大好きです。この小説を書いてくれて、私に人の優しさと愛情を教えてくれてありがとうございます。本当に感謝しています。 (2021年4月9日 6時) (レス) id: 1807a4795e (このIDを非表示/違反報告)
空 - みゅうなさん、お久しぶりです。コメントを送るたび、更新を続けてほしいと願う反面、作者さんの負担になっているのではないかと不安でした。みゅうなさんが決めることに、私が何かを言う権利はないです。でも、できることなら、みゅうなさんの作品は残しておいてほしい (2021年4月9日 6時) (レス) id: 1807a4795e (このIDを非表示/違反報告)
RedButterfly(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しみにしています。この兄弟が大好きなので続きが読みたいです。なのでまた読めることを楽しみにしています。 (2021年4月7日 23時) (レス) id: 51dc9e08cd (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 更新ありがとうございます！いつも楽しみにしています。きっと、色々な思いあるかと思いますが、一読者としましてはこれからも読みたいなと思っています。ここの兄弟が大好きです。また読めることを楽しみにしています。 (2021年4月7日 22時) (レス) id: 2ec53b58cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2019年1月3日 23時
