○智 ページ45
・
潤「みえ、ない…怖い…っ」
翔が抱きしめてるけどカタカタ震える潤。
みんなで声掛け続けて何とか落ち着いてきた。
それでも見えないのは変わらないみたいで。
翔「大丈夫、俺らいるから…ね？」
潤「ん…今、何時…？」
智「えーと…5時だね」
潤「ごめんなさい…みんな、起こして」
和「そんなこと、謝んなくていーの」
雅紀「そうそう！大丈夫だから」
口々に「大丈夫」と伝えると安心したみたい。
少し笑ってコクンと頷く。
潤「…ん、けほっ…」
智「喉乾いたね。お茶持ってくるね」
俺が持ってきたお茶を飲んで、
少し経つと潤はうとうと…。
そのまま背中をポンポンすると瞼が完全に閉じて。
翔「…寝れた、みたい」
寝たのを確認してから、4人で話す。
何が原因かまず探す必要がある。
でも誰も思いつかなくて…。
和「学校で、何か言われたのかな…」
雅紀「潤が話してくれると良いんだけど…」
俺が潤に付き添って３人は部屋にもどる。
潤が起きたら見えるようになってたらいいんだけど…。
でも、そんな願いも虚しく…。
潤「見えない…」
潤は起きても見えなくて。
潤「雅紀にぃと、和にぃは…？」
智「学校だよ？さっきも言ったでしょ〜？」
潤「や、だ…」
３人とも潤が起きる前に学校へ行ったからさ。
寂しくてさっきから何度も聞いてくるの。
そりゃ、不安だよね…。
潤「翔にぃ、も？」
智「ん。翔も学校だよ」
潤「ん…」
落ち着いてはくれたけど、
見えない潤はちゃんと俺と触れてないと不安で。
智「ここ掴んでてね」
潤「ん…」
お皿洗いとかで手を繋げない時は服を掴む。
それからどうにか泣かずに過ごしてたんだけど…。
段々と潤がそわそわしてきて。
智「潤、どうした？」
潤「…！なんでも、ない…」
寂しくなっちゃったかな？
そう考えてしまって。原因は少し経って気づく。
潤「ぁっ…」
智「…？あ、そっか」
じわじわと濡れる潤のズボン…。
そっか、トイレに行きたかったのか。
俺から離されると思って怖くて言えなかったんだ。
潤「んっ、ん…ごめ、なさ…」
智「ん、大丈夫。にぃこそ気づかなくてごめんね？」
それほどまでに今の潤は怖くてたまらないんだね。
お風呂場まで行って洗ってあげる。
智「じゅーん？トイレも一緒に行くからね。大丈夫だよ」
潤「ん…」
智「だからいつでも言ってね？」
潤「ごめ、なさ…い」
智「ふふ、謝んないの。ほら、さっぱり」
お風呂場から出ても暗い表情の潤…。
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NOA(プロフ) - 焦らずゆっくりでも大丈夫です！ずっと楽しみに更新を待っていますよ (2021年5月8日 12時) (
レス) id: 330ab0f696 (このIDを非表示/違反報告)
空 - そして、みゅうなさんのファンがいることを覚えておいてほしい。私のわがままですが。私はみゅうなさんの書いた小説が本当に大好きです。この小説を書いてくれて、私に人の優しさと愛情を教えてくれてありがとうございます。本当に感謝しています。 (2021年4月9日 6時) (レス) id: 1807a4795e (このIDを非表示/違反報告)
空 - みゅうなさん、お久しぶりです。コメントを送るたび、更新を続けてほしいと願う反面、作者さんの負担になっているのではないかと不安でした。みゅうなさんが決めることに、私が何かを言う権利はないです。でも、できることなら、みゅうなさんの作品は残しておいてほしい (2021年4月9日 6時) (レス) id: 1807a4795e (このIDを非表示/違反報告)
RedButterfly(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しみにしています。この兄弟が大好きなので続きが読みたいです。なのでまた読めることを楽しみにしています。 (2021年4月7日 23時) (レス) id: 51dc9e08cd (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 更新ありがとうございます！いつも楽しみにしています。きっと、色々な思いあるかと思いますが、一読者としましてはこれからも読みたいなと思っています。ここの兄弟が大好きです。また読めることを楽しみにしています。 (2021年4月7日 22時) (レス) id: 2ec53b58cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2019年1月3日 23時
