◇１１◆ ページ23
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それから俺も、悪夢を見続けてる事を打ち明けた。
潤君は気づいてたけど、あえて気づかないふりしてたって。
確かに、昨日までの俺は潤君に心配されたらもっと苦しかった。
――でも、今は違う。
『悪夢を見て起きて眠れなかったら相手を起こす』
『怖い思いをしたら、隠して溜め込まずすぐに話す』
『体調不良も隠さずに言う』
そう、潤君と約束した。
・
和「美味しい？」
潤「ん・・美味しい」
お粥を食べさせてあげるとふにゃっと笑う潤君。
昨日までは食欲無いけど頑張ってご飯流し込んでたんだって。
ほんと、可哀想な事しちゃったなぁ・・。
和「よし、もう遅いし寝よう？」
潤「・・さっきまで、寝てたもん・・」
何だかまだ起きていたそうな潤君だけど、病人だからさ。
俺的には早く休んでほしいわけで。
和「ふふ、寝かせてあげる」
潤「えぇ〜？」
腕枕して頭を優しく撫でる。
潤君は頭撫でたり、背中擦るとすぐ眠くなっちゃうんだ。
体調不良の時は特にね。潤君は気づいてないみたいだけど(笑)
潤「きもちー・・」
ほらね？５分もすればうとうとしてきて。
「かずも、ねてね・・」って言いながら眠りに落ちていった。
和「・・」
腕の中の寝顔を見て、ほっとする。
潤君と別れようなんて、ほんとどうかしてた。
潤君が大泣きしてくれなかったら俺は今隣にいなかったんだろうか。
そう考えるとゾッとする。もう二度と、手放すなんて考えない。
和「大好きだよ、潤君・・」
そっと呟いて潤君の体温を感じながら眠りに落ちる。
そうしたら久々に深い眠りで悪夢も見なくて。
和「あっつ・・」
久々に、潤君の抱き枕にされながら起きた。
そういえば最近抱き枕にされてなかったっけ・・。
それだけでも潤君が熟睡してないの分かるのに、気づけなかった。
相当、俺も余裕なかったってことか。
潤「んぅ・・？」
和「おはよ、潤君」
潤「んふふ・・おはよ、かず」
その日は１日、ダラダラと過ごした。
潤君も夜には熱も下がって元気になって。
また抱きしめながら眠りに落ちた。
・
和「行こう、潤君」
潤「ん・・」
朝は、翔さんの車まで俺が送ることにした。
幸い、俺は外に出るのは怖くないからさ。
潤「・・っ！」
和「大丈夫・・」
時々、足音や人の影にビクッとする潤君。
まだまだ恐怖心は拭えてないようで。
潤「こわ、い・・」
でも、素直に言ってくれるからほっとする。
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しょうちゃん(プロフ) - 続きが読みたいです！ (2020年5月19日 23時) (
レス) id: d034f78533 (このIDを非表示/違反報告)
梶 - おもしろかったです！たまに涙が出てくるようなシーンがあって話に夢中でした｡ありがとうございます♪ (2018年5月3日 12時) (レス) id: 11356a9e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2017年8月18日 1時
