+*7*+ ページ27
・
翔「こんにちは、和くん」
和「おじゃま、します」
智「こんにちは、潤君」
潤「・・」
朝から微熱を出してる潤を支えて、玄関で二人を迎える。
潤さ、悪夢のせいで寝不足と恐怖で体調崩してて元気がない。
――しかも、少し角短くなっちゃった気がするんだよね・・・。
まだ潤には自覚がないのか、言ってこないけど。
和「智、あれ、やだ・・」
智「やだったね。翔くん、これ片してもいい？」
翔「あ、いいよ」
和くんが怖がったのはプレゼントの一覧表。
――絶対に、おかしい。
こんなこと、今までなかったのに。
・
智にぃと和くんがソファ。
俺と潤がラグで、俺が潤を膝枕してブランケットを掛ける。
和くんは智にぃに、潤は俺にしがみついて不安そうな顔をする。
・
――寝かせちゃおうって、話はしてるんだ。智にぃと。
潤はまた夢見ちゃうかもしれないけど・・。
寝かせないで話を聞かせるのは可哀想で。
・
和「んぅ・・」
潤「すー・・」
――いつも通りの話をしながらさりげなく
寝かしつけるようにトントンしてたら２人とも眠って。
熟睡したのを確認してから、智にぃが話し出す。
智「・・本部にね、確認したら他のトナカイもそうみたい」
翔「え！？」
智「症状は別々だけど、基本『クリスマス』を怖がってるって・・」
なんだよ、それ・・。
翔「全然、意味分かんないんだけど・・」
智「本部も焦ってる。トナカイの中にはクリスマスやりたくないって、
言い出しちゃうくらい怖がってる子もいるみたいでさ」
翔「・・」
智「てかその前に、プレゼントの準備が間に合わないみたい」
――そりゃ、そうだ。
大切なトナカイが怖がっていれば傍にいてあげたい。
でも、傍にいるってことは準備が進まない。
――それが、どのサンタにも起こっていれば当然準備は間に合わない。
・
智「和はさ、俺が１人でおもちゃ買いに行って帰ってきたら怖がるようになってた」
翔「潤も同じだ。潤の場合、倒れてて目を覚ましたらだけど・・」
智「倒れてた？」
翔「あ、そうそう。帰ってきたらさ――・・」
潤の細かい状況を説明していく。
それを話し終えた後、智にぃはすごく難しそうな顔をして。
「いや、でも・・」「そんなわけ・・」ってくりかえす。
・
・
智「怒らないできいてね？」
翔「え、うん・・」
・
・
・
――「もしかしたら、妖精のせいかもしれない」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1003人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
maria. - 初めまして！最後の相葉くんのクリスマスが嫌いな理由でクスッと来ちゃいました笑。この物語すっごい好きです！更新頑張ってください！！ (2018年1月20日 22時) (
レス) id: 3d597d0a9b (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 妖精まちゃきのクリスマスが嫌いな理由に、なるほど！でした。そっかそっかー。イブ生まれだもんねー(*´∇｀*)楽しいお話ありがとうございました(^_^) (2017年12月31日 7時) (レス) id: e2b269e835 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - みゅうなさんの小説好きすぎる、、、、、これからも頑張ってください！！ (2017年12月22日 17時) (レス) id: 28703ae35c (このIDを非表示/違反報告)
じゅき(プロフ) - みゅうなさん。こんばんは。みゅうなさんの小説が全部好きでどれも覚えるほど読みました笑 これからも楽しみにしています！ (2016年12月25日 0時) (レス) id: afa12c18ba (このIDを非表示/違反報告)
ナぁ(プロフ) - 続きがとっても気になって...よろしくお願いします.... (2016年2月16日 16時) (レス) id: 9e44bf35bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2016年1月25日 23時
