+*4*+ ページ24
・
翔「さっみー・・」
車から家までの少しの距離でも体が震える。
でもこんな刺さるような寒さが、クリスマスを実感させる。
てか・・寂しがってるだろなー・・。
出ていく時も「やだ！寂しい！」って拗ねてたから(笑)
翔「ただーいまー・・あれ・・？」
いつもなら「ただいま」の「た」くらいで、
「おかえりー！」ってすっ飛んでくる潤が来ない。
てか、部屋が静かすぎない・・？
翔「じゅーん？」
一気に不安になって足早にリビングを目指す。
ガチャッとドアを開けると、ラグに倒れてる潤の姿が。
翔「っ！じゅん！おい、潤！」
急いで駆け寄って、抱き起こす。
何だろう・・寝ているっていうのとは少し違う雰囲気。
そもそも寝るならソファに寝るはず。
気を失ってるっていう方が、しっくりくる感じ。
翔「潤、どうした？」
潤「・・・」
ゆさゆさと体を揺すっても起きない。
なに、ほんとに眠ってるだけ・・？それとも熱？
急いでおでこを触るけど、熱さは伝わってこない。
翔「え、どうしよ・・病院？」
若干、パニックになる俺。
あぁもう！自分の早る心臓の音がうるさい・・！
翔「じゅーん？起きて？潤！」
潤「ん・・ぅ・・」
何度目かの呼びかけで、微かに反応して。
翔「じゅん・・？起きれる？」
潤「っ・・ん・・」
翔「潤、見えるか？」
少しだけど、目を開けた潤。
でもその瞳はすごくぼーっとしてて。
潤「・・？」
翔「大丈夫？具合、悪い？」
潤「・・わ、ふわ・・る・・」
翔「ふわふわ？貧血みたいなものかな・・」
潤「・・から、はい・・な・・」
翔「え、力入らない・・？」
小さく頷いた潤は、また目を閉じちゃいそうで。
いつから具合悪かったんだろう・・・。
一人にしちゃって、可哀想なことしたな・・。
翔「大丈夫、ごめんな、怖かったね・・」
潤「・・？」
翔「ん？」
潤が少し不思議そうな顔をするから、思わず聞き返す。
そしたらさ、「怖くなかった」って言うんだ。
翔「怖くなかったの？」
潤「・・んか、わかんない・・けど・・」
翔「じゅん？」
すー・・って眠りに落ちる潤。
ズシッて腕の中が重くなる。
潤「すー・・すー・・」
気持ちよさそうな寝息が聞こえて、少しほっとする。
とりあえず、寝かせておこうかな・・。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1003人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
maria. - 初めまして！最後の相葉くんのクリスマスが嫌いな理由でクスッと来ちゃいました笑。この物語すっごい好きです！更新頑張ってください！！ (2018年1月20日 22時) (
レス) id: 3d597d0a9b (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 妖精まちゃきのクリスマスが嫌いな理由に、なるほど！でした。そっかそっかー。イブ生まれだもんねー(*´∇｀*)楽しいお話ありがとうございました(^_^) (2017年12月31日 7時) (レス) id: e2b269e835 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - みゅうなさんの小説好きすぎる、、、、、これからも頑張ってください！！ (2017年12月22日 17時) (レス) id: 28703ae35c (このIDを非表示/違反報告)
じゅき(プロフ) - みゅうなさん。こんばんは。みゅうなさんの小説が全部好きでどれも覚えるほど読みました笑 これからも楽しみにしています！ (2016年12月25日 0時) (レス) id: afa12c18ba (このIDを非表示/違反報告)
ナぁ(プロフ) - 続きがとっても気になって...よろしくお願いします.... (2016年2月16日 16時) (レス) id: 9e44bf35bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2016年1月25日 23時
