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「他にも出せるよ？俺ね、魔法使えるの」
潤「ほんと・・？」
「ほんと。だからさ、一緒に遊ぼうよ」
潤「遊ぶ！」
窓の鍵を開ける。
寒かったのかほっぺを赤くした男の子。
でもその笑顔は寒さを忘れちゃうくらい明るくて。
雅紀「初めまして！俺は雅紀って言います」
潤「あ、潤です！」
雅紀「あ〜部屋の中あったかいね〜」
雅紀くんは、両手いっぱいのぬいぐるみを床に置く。
潤「雅紀くんは、サンタさん？えらい人？」
雅紀「えっ、あー・・えーとね・・うん、偉い人」
潤「だからぬいぐるみいっぱい持ってるんだ！」
雅紀「そう！そうだよ、偉いからね！」
潤「すごーい！桃ジュースは？」
雅紀「持ってるよ？ちょっと待ってね〜」
雅紀君が一度手を後ろにする。
それから「じゃーん！」って手を前に出して。
潤「やったー！桃ジュースだ！」
雅紀「あひゃ！好きなの？」
潤「すき！でもね？しょおくんは、一日２本っていうの」
雅紀「しょおくんって？」
潤「俺のサンタさんだよ？知らない？」
(『しょおくんの事はみんな知ってるの思ってる子なんです』by翔サンタ)
雅紀「あっ！知ってる知ってる！しょおくんね！」
潤「しょおくん、もうちょっとで帰ってくるの！」
長い針が１２のところって言ってた。
今は８だから、あと少し。
俺は嬉しいのに、雅紀君が急に焦った顔をする。
雅紀「やっば・・迷っちゃったからか・・」
潤「え？」
雅紀「んーん、何でもないよ。それより、潤君はクリスマス好き？」
潤「うん！大好き！今年は角伸びたから、たくさん運ぶんだ〜」
雅紀「ふぅーん、そっか・・俺はね――」
潤「っ！？」
急に雅紀くんが、俺のほっぺを両手で挟む。
目の前に来た雅紀君は、怖い顔をしてて。
・
潤「やっ・・」
雅紀「――クリスマスが、嫌いなんだ」
・
そう呟いた次の瞬間――。
潤「ん・・・っ」
目の前と、頭がぐるぐるする・・。
からだに、力が入らない・・目が、開かなくなる・・。
しょおく・・ん・・。
・
・
――「ごめんね？可愛いトナカイ君」
「君の夢と記憶、少しいじらせてもらうよ？」
「あとは・・どうしようかなー・・・」
・
―――「クリスマスなんて・・・なくなっちゃえばいいよ」
・
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maria. - 初めまして！最後の相葉くんのクリスマスが嫌いな理由でクスッと来ちゃいました笑。この物語すっごい好きです！更新頑張ってください！！ (2018年1月20日 22時) (
レス) id: 3d597d0a9b (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 妖精まちゃきのクリスマスが嫌いな理由に、なるほど！でした。そっかそっかー。イブ生まれだもんねー(*´∇｀*)楽しいお話ありがとうございました(^_^) (2017年12月31日 7時) (レス) id: e2b269e835 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - みゅうなさんの小説好きすぎる、、、、、これからも頑張ってください！！ (2017年12月22日 17時) (レス) id: 28703ae35c (このIDを非表示/違反報告)
じゅき(プロフ) - みゅうなさん。こんばんは。みゅうなさんの小説が全部好きでどれも覚えるほど読みました笑 これからも楽しみにしています！ (2016年12月25日 0時) (レス) id: afa12c18ba (このIDを非表示/違反報告)
ナぁ(プロフ) - 続きがとっても気になって...よろしくお願いします.... (2016年2月16日 16時) (レス) id: 9e44bf35bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2016年1月25日 23時
