男子校の姫さん〜男子校に女子1人!?

±29± ページ29

*


『悠真君と西村君にお願いします』




「ん?」





「…」





「えー!
姫さん、俺は!?」





康坂君が納得いかない様にｷﾞｬｱｷﾞｬｱ
言ってるので、成り行きで康坂君にも
お願いした。





2人も面白いから良いと言っては
呉れたが…。




男の子に挟まれて歩くなんて私に出来るか
心配だ。悠真君なら男の子だと思わなければ
良いんだけど。






「見学して無理な様なら…」






『無理な様なら…?』




「無理にでも受けさせる」



なんて冷たい…







「Aっち、気にしちゃいけないよ」





「ｶﾞｶﾞﾏﾙ…気にするな」




「姫さん可愛いー」




3人を連れて歩いているのは良いとして、
周りがｻﾞﾜｻﾞﾜとざわめいているのが気になる。




女の子がいる事が珍しいのだろう。
でも怖い、とてつもなく怖いんです!!





凄いｶﾞﾝ見してる人が多い。
それで気にならない方が可笑しいよ





「此処が1の3」





教室前まで連れてきて貰い、そっと中を覗いて
見れば、中にいた生徒達の注目の的に
なってしまった。





怖いんだって!!







「ｶﾞｶﾞﾏﾙ、大丈夫だ…」





後ろから抱き締められて、
再び硬直してしまった。





だから男の子は苦手なんですって!!




*

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←±28±

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す