【双星の陰陽師】吸血鬼少女は陰陽師の血と呪力が大好物♪２

第43話 ページ3

ーーアクアーー


ねぇ、お姉様･････

何で起きないの？

起きてよ

私、一人は嫌よ･･･

ねぇ、お姉様･････

もう待ちたくない

早く起きて

私はただそれだけしか願わない

このことは天馬さんには話していない･･･だって

ううん、

私は言うわ

もう時間がない

お願いだから･･･

お姉様を助けて







ーー天馬の部屋ーー


コンコン


天馬「アイ･･････？」


ガチャ


そこに居たのは

今にも泣きそうな･･･アクアだった


天馬「何があったんだよ･･･んん？」

アクア「お、姉様が････起きないの」

天馬「は？」

アクア「ずっと寝たきりなの･･･ぴくりとも動かないの･･･」

天馬「何でんな事に･･･！！！」


あぁ、この人は･･･

怯えている

きっとお姉様もずっと分かっていたのね

この人はお姉様が人間になる事を
　
恐れ、怯えていた･･･

私にも分かる

この人はお姉様が好きなんだ

はっきり分かる

お姉様の不安と恐怖を一緒に受けとめている

お姉様が不安にならないように

だから怯えていた

この人は本当に･･･

お姉様が･････



好き何だ


きっとお姉様は分からない

昔から

だからいつも

少しの事で勘違いして

傷付いて

また、お姉様は強くなった

きっと････大丈夫

この人ならお姉様を助けてくれる

きっと

だから私は今･･･涙を流している

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