【双星の陰陽師】吸血鬼少女は陰陽師の血と呪力が大好物♪２

第58話 ページ18

ーー天馬ーー


こいつが来たとき

正直、嬉しかった･･･

でも、こいつには記憶が無い

だから、こんな俺を見てほしくは無かった

今来てほしく無かった



何で来た･･･

俺がお前に真実何て教えてどうする？

それで、「はい、分かりました」で終わりか？んん

記憶何て、真実何てお前の妹に聞けば良いだろ！

何で俺の所に来た！

もう俺達は赤の他人だろ！

なのに何で来た？

俺は来てほしくなかった･･･

俺もお前の事忘れたかった･･･

でも、忘れられなかったんだよ･･･

お前の顔が忘れられなくて

お前のその声、全てが忘れられなかったんだよ！

なのに、また忘れられなくてなったじゃねーか････



アイ「教えてよ･･･天馬」




何で、名前で呼ぶんだよ････

何で、お前の声で俺を呼ぶんだよ･･･

何で、そんな眼で見るんだよ･･･

何で、俺の事忘れたんだよ･････



記憶が戻れば･･･お前はまた俺を愛してくれるか？

また、俺から離れないか？

お前は俺から逃げねぇか？



俺は今だって･･･お前の事愛してる

本当に記憶と真実を教えれば

お前は記憶が戻るのか？



そんな簡単には････いかねぇだろ？

なぁ、アイ

第59話→←第57話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す