Episode1576 ページ3
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少女が顔を歪めて風船に手を伸ばすが、
風船は手に取られることはなかった。
真っ赤な風船が空高く飛ぶ。
「……っ」
夏美はハッとしてまた歩き出した。
〈だから皆見たんだ！
☓印のでっかい怪獣と、海の妖精みたいなのが2人！〉
船員達が海で起こった出来事について
インタビューされているのを、
夏美は気付かずに日向家へ帰っていった。
＿＿＿＿
「ただいまー」
「あっ、おかえり姉ちゃん！」
「お邪魔しています」
夏美が家に帰ると冬樹が気付き、
桃華は控えめにお辞儀をして挨拶していた。
テーブルに謎のカプセルが置いてあった。
「桃華ちゃん！来てたの？
待ってて、美味しいお茶とお菓子があるから」
「すいません」
［日向夏美。忙しい母親に代わって、
一家を切り盛りする14歳］
夏美は桃華にお茶とお菓子を出そうと、
早歩きで買って帰ってきた食材を冷蔵庫に入れる。
溜まってあった皿を洗ったり、お湯を沸かしていたやかんから
ピーーッと音が鳴って慌てて止めようとするが、
あまりの熱さに「あちっ！」と手を引っ込めた。
「おまたせー！」
お茶の準備を終えた夏美が運び、
桃華がまた軽く頭を下げて、
冬樹がテーブルに置いてあるカプセルを見ていると、
いきなり日向家からは地震が訪れた。
「な、何？」
冬樹が困惑したように言うと、
いきなりテーブルが真っ二つに割れる。
「うわぁ！」
「きゃぁっ！」
「西澤さんっ！」
向かい側にいた桃華に冬樹が手を伸ばすと、
桃華はジャンプして冬樹に抱き付いた。
冬樹は彼女に怪我させないように抱き締めた。
「またアイツの仕業ね…！」
夏美はこの一連を見て、すぐに犯人の目星がついていた。
すると、地下からは大きなケロロの顔をしたかき氷機と、
その前には仁王立ちをするケロロが出てきた。
［ケロロ軍曹。日向家に居候しながら、
ケロロ小隊を切り盛りする侵略宇宙人］
「ゲ〜ロゲロゲロ…。愚かなペコポン人共よ。
見よ！」
ケロロがかき氷機を指すと、冬樹はそれに視線を向ける。
「我がケロン軍が技術の推移を集めて作り上げたこのマシン！」
そう言うと、かき氷機は勝手に動き出し、
皿の上に削った氷を出す。
「かき氷を急いで食べると、頭がキーン！と痛くなる。
これを利用した恐ろしい侵略メカであります。
ゲロ」
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カレー - もう書かないのですか？ (7月15日 23時) (
レス) id: e28367385f (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - 窪庭瑠海さん» ご感想ありがとうございます。はい、おっしゃる通り、次の映画を執筆するのはケロロ対ケロロになります！ (2022年7月13日 19時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
窪庭瑠海 - とても良かったです。次はケロロ対ケロロですか？ (2022年7月13日 6時) (レス) id: 85da89b4cc (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - ガムさん» コメントありがとうございます。てゆーか、感謝感激！いつもこの小説を見てくれてとても嬉しいです。なんだか少し恥ずかしいですね笑この小説もアニメ沿いですと4シーズンに入ります。これからも見てくれると嬉しいです！ (2022年6月28日 14時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ガム - 先日コメントしたオリという者です！上手でうまい！それでいて実に素晴らしい！まさにGOOD & PERFECT！てゆーか完全無欠！＿＿まぁ茶番は置いといて文章、キャラ設定、イラストetc……Irobiさん語るには足りないです！これからも応援させていただきます！ (2022年6月27日 23時) (レス) id: 4a481b011a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi | 作成日時：2022年6月23日 0時
