Episode1591 ページ18
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風船を見て手を伸ばし、手のひらで軽く叩くとコツンと音がし、
握り拳で風船を叩くが決して割れなかった。
「どうなってるでありますか…」
風船に対しておかしく思ったケロロは
風船の持ち手にぶら下がる。
「これ、姉ちゃんが迷子になった時に持ってた風船だ…」
「夏美さんが迷子に？」
「うん。僕たちがまだ小さかった頃…。
家族でデパートに来て、姉ちゃんだけがはぐれて
迷子になったことがあったんだ。
その時、姉ちゃんが持ってたのがこの風船…」
その風船が宙に浮かんでいるということは、
夏美が思わず手を離してしまったのだろう。
「ククク〜。成程、それで分かったぜェ。
この街にある物は全て、日向夏美の記憶から作られたんだ」
「姉ちゃんの記憶から？」
「恐らく、あのメアボールとかいうのを使って作り出したんだろうなァ」
クルルが確信に触れたように言う。
もし違っていたらこの街の意味も不明であるし、
クルルの言う通りなのだろう。
しかもあのクルルが言うのだ。誰も疑う行動が無かった。
「成程…。夏美殿をこの海の底に引き止めておくためにでありますな…」
「夏美さん、ずっとここに居たいのかな？」
「でも…どうして迷子になった時の心細い思い出なんかが…？」
「「「…………」」」
桃華の言葉にその場にいた全員が固まってしまう。
「え？あっ…え、あっ…。？」
桃華は自分が何かおかしなことを言ってしまったのかと、
戸惑いながら周りを見渡していた。
_______
場所は変わってデパートの屋上から中へ移動し、
クルルが何やら調べ物をしていた。
「ク〜クククク〜。コイツを更に詳しく分析したら、面白いことが分かったぜェ。
コイツはマロン人のテクノロジーだ」
「マロン人？」
「マロン人というと、昔歴史の授業で習った…
えっと、あんまり覚えてないけど…。てへへ！」
桃華が冬樹にUMAかもしれないと言われた生物。
クルルの調べ上げた結果、マロン人と呼ばれる人物が
カプセルに入っている生物を作り上げた事が判明された。
「俺たちのケロン星と同じ、ガマ星雲にある水の惑星。
マロンスターの現住民だ。マロン人も侵略種族だったが、
もう随分前に活動を休止している。
恐らく…当時の侵略部隊の1つが宇宙で迷子になり、
このペコポンに流れ着いて、そのまま自分たちの目的を忘れ、
海底に住み着いちまったんだろう」
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カレー - もう書かないのですか？ (7月15日 23時) (
レス) id: e28367385f (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - 窪庭瑠海さん» ご感想ありがとうございます。はい、おっしゃる通り、次の映画を執筆するのはケロロ対ケロロになります！ (2022年7月13日 19時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
窪庭瑠海 - とても良かったです。次はケロロ対ケロロですか？ (2022年7月13日 6時) (レス) id: 85da89b4cc (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - ガムさん» コメントありがとうございます。てゆーか、感謝感激！いつもこの小説を見てくれてとても嬉しいです。なんだか少し恥ずかしいですね笑この小説もアニメ沿いですと4シーズンに入ります。これからも見てくれると嬉しいです！ (2022年6月28日 14時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ガム - 先日コメントしたオリという者です！上手でうまい！それでいて実に素晴らしい！まさにGOOD & PERFECT！てゆーか完全無欠！＿＿まぁ茶番は置いといて文章、キャラ設定、イラストetc……Irobiさん語るには足りないです！これからも応援させていただきます！ (2022年6月27日 23時) (レス) id: 4a481b011a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi | 作成日時：2022年6月23日 0時
