★《君と僕の間に》ナーガ・レイ ページ40
.
ラッキーやバランス達と共に、現代に残っているA。
市街地にナーガとアキャンバーが現れたという連絡を受け、6人は現地に急いだ。
ラッキー「ナーガっ!」
「あれが…今のナーガ…」
ハミィ「そっか、Aちゃんは初めてだよね…。」
ナーガ「やぁ“ 初めまして ”だね、A」
ナーガは不敵な笑みとともに、そう言った。
姿も、心もすっかり変わってしまったナーガに、Aは大きな衝撃を受ける。
「…う、そでしょ…」
そんなAの様子を見て、ナーガはつまらなさそうに肩を落としながらこう聞いてきた。
ナーガ「どうしたA?
俺が感情を手に入れたのに…嬉しくないのか?」
その問いを瞬時に頭の中でぐるぐると考えるA。
感情を手に入れるというあなたの“ 夢 ”を
応援していたから“ 結果 ”は嬉しいけど…。
こんな“ 方法 ”じゃ…私もみんなも納得できないよ。
同じヘビツカイ座の人間として、素直に祝福できないという“ 感情 ”がAの中に芽生える。
「嬉しくない…訳じゃない。
けど、半分しか喜べないよ…っ!」
Aは1つに束ねた綺麗な銀髪を揺らしながら、ナーガにそう強く言った。
ナーガ「…だったら…」
ナーガは俯いたまま数歩、Aに近付く。
ラッキーやハミィはAを庇うようにAの前に立ち、手を伸ばして制している。
ナーガ「…あとの半分は俺が喜ばしてやるっ」
ナーガはそう言うと蛇の目に変化させ、Aもろともラッキー達を動けなくさせた。
その隙にアキャンバーは、Aを軽々と抱き上げてナーガの横へと移動させる。
ラッキー「なんでAを狙うんだっ!」
金縛りが解けたラッキー達は、Aの方に駆け寄りながらそう言った。
ナーガ「…何故だと?こいつにも教えてやるんだよォ…
俺の新しい“ 感情 ”をなッ!」
ナーガはラッキーにそう言うと、セイザブラスターで数発砲撃する。
ナーガ「さぁ、行こうか」
砂ぼこりが立ち込める中…。
その言葉と共に、ナーガはAの手を引いて消えた。
ハミィ「Aちゃんッ!」
ラッキー「くそっ!
Aまで連れてかれるなんて…!」
バランス「……ナーガ…」
そう言って項垂れるバランス達。
彼らはまた一人、大切な仲間を失ってしまった。
(同じ種族同士、“ 楽しく ”遊ぼうぜ?)
(あなたはきっと、私が元に戻すからね…)
107人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - サクラさん» 読了ありがとうございます(*^^*)自分でもいいストーリーが書けたと思っていたのでキュンキュンしてもらえて嬉しいです♪(笑)また第3章でもお待ちしてます☆ (2017年9月21日 15時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - ツルギのお話読みました!本当もう期待以上にキュンキュンしました!!ありがとうございます (2017年9月20日 15時) (レス) id: fead634d8e (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - 封雲夜音さん» そうですか。ありがとうございます♪ では、第3章にて^^ (2017年9月20日 13時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
封雲夜音 - いいえ、ただ確認したかっただけです。大我の話、待ってますね。応援してます。 (2017年9月20日 12時) (レス) id: bcd44cf1b6 (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - 封雲夜音さん» そうですね。遅くなっているのは申し訳ないのですが、今いただいているリクエストは移行後に書くとお知らせでもお伝えしました。何か不都合がありましたか? (2017年9月19日 21時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くっきーー(゚レ゜) | 作成日時:2017年8月24日 17時