★《砂漠の天使》スティンガー ページ35
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ｺﾝｺﾝｯ
「スティンガー、ボクちんから大事なお知らせがあるんだけどいいか〜い？」
司令はノックしながら、部屋の中のスティンガーに声をかける。
いつものようなちょっぴり間抜けな口調で。
「…あぁ、なんだ？」
ドアを開けた先には、司令がニコニコと立っていた。
「エンジェルちゃん、カモ〜ンっ☆」
司令がそう言うと、司令の後ろから小さな人影が飛び出してきた。
「お兄ちゃんっ！」
その正体はスティンガーの妹、Aだった。
スティンガーに似た淡い栗色の髪と、大きくて綺麗な瞳。
そして蠍の尻尾。
Aはそのまま勢いよくスティンガーの胸に飛び込んだ。
「Aっ!?
なぜここに…？」
スティンガーは抱き付いてきたAを受け止め、驚きの色を隠せないまま司令の方を向く。
「おったまげた〜？
Aちゃんは、リベリオンが管理する惑星で保護されていたんだけど…」
「…兄上を倒したから…もう命を狙われる危険はないだろうって判断されたの。
それで司令がオリオン号に引き入れてくれたんだよ。」
司令の言葉を付け足すように、スティンガーの腕の中からAは説明を加えた。
「…そうなのか。
司令、何から何まですまない。」
小さくペコリと頭を下げるスティンガーを見て、司令は笑いながら手を顔の前で左右に振る。
「いいのいいのっ
後でみんなに紹介するけど、それまでは兄妹水入らずでゆっくりしてて♪」
「…あぁ。」
司令はポンとスティンガーの肩に手を置いてから、去っていった。
「ありがとうございます、司令っ」
Aは司令の後ろ姿にそうお礼を言った。
.
スティンガーは扉を開けると、Aを部屋に招き入れる。
こんなに整った環境でも、必要最低限の家具しかない部屋は、いかにもスティンガーらしいとAは思った。
「…ん。」
ベッドに座るように促され、スティンガーの隣に腰を降ろす。
二人の体重でベッドが沈んだ感覚の後、そっと横からスティンガーに抱きしめられるA。
「A、無事で良かった…。」
この世で唯一になってしまった肉親であるA。
スティンガーは妹の存在を噛み締めるように、強く強く抱きしめた。
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くっきーー(ﾟﾚ゜)(プロフ) - サクラさん» 読了ありがとうございます(*^^*)自分でもいいストーリーが書けたと思っていたのでキュンキュンしてもらえて嬉しいです♪(笑)また第３章でもお待ちしてます☆ (2017年9月21日 15時) (
レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - ツルギのお話読みました！本当もう期待以上にキュンキュンしました!!ありがとうございます (2017年9月20日 15時) (レス) id: fead634d8e (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(ﾟﾚ゜)(プロフ) - 封雲夜音さん» そうですか。ありがとうございます♪ では、第３章にて^^ (2017年9月20日 13時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
封雲夜音 - いいえ、ただ確認したかっただけです。大我の話、待ってますね。応援してます。 (2017年9月20日 12時) (レス) id: bcd44cf1b6 (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(ﾟﾚ゜)(プロフ) - 封雲夜音さん» そうですね。遅くなっているのは申し訳ないのですが、今いただいているリクエストは移行後に書くとお知らせでもお伝えしました。何か不都合がありましたか？ (2017年9月19日 21時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くっきーー(ﾟﾚ゜) | 作成日時：2017年8月24日 17時
