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「楽しかったね。」
バスで隣に座るAが、信号で止まったと同時にそう言った。
「うん、そうだね。僕も楽しかったよ」
通路側に座る僕は、Aの方を向くと自然に外の景色も見える。
真っ暗な空を見ながら、さっきまでそこに浮かんでいた花火を思い出す。
「わっ!?」「きゃっ!?」
ガンッと急発進したバスのせいで、思わずバランスを崩した。
バンッと窓ガラスに手をついたのはいいものの、不意に視線を上げるとAの顔がすぐ目の前にあった。
「「////」」
このまま時間が止まればいいのに、なんてね
心の中ではそう思いながらも、慌てて体勢を整える。
それからしばらくバスに揺られて、自分達の降りるバス停になった。
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手を繋いだままバスを降りて、通りを歩く。
風の音も、街の騒音も、見える景色も、全てが特別に思えた。
「じゃあね、おやすみ」
「うん、おやすみ。」
そう別れを告げて家の扉を開けるA。
閉めきる前にひょこっと顔を出し、手を振ってから帰っていった。
そこから自分の家までの数メートル弱で、僕は夢から帰ってきたような感覚になった。
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やっぱりまだ僕には、“ 幼馴染 ” から抜け出す勇気は無い。
だったら今は。
このままでいいから、溺れるくらい近くに居たいと思った。
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くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - サクラさん» 読了ありがとうございます(*^^*)自分でもいいストーリーが書けたと思っていたのでキュンキュンしてもらえて嬉しいです♪(笑)また第3章でもお待ちしてます☆ (2017年9月21日 15時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - ツルギのお話読みました!本当もう期待以上にキュンキュンしました!!ありがとうございます (2017年9月20日 15時) (レス) id: fead634d8e (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - 封雲夜音さん» そうですか。ありがとうございます♪ では、第3章にて^^ (2017年9月20日 13時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
封雲夜音 - いいえ、ただ確認したかっただけです。大我の話、待ってますね。応援してます。 (2017年9月20日 12時) (レス) id: bcd44cf1b6 (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - 封雲夜音さん» そうですね。遅くなっているのは申し訳ないのですが、今いただいているリクエストは移行後に書くとお知らせでもお伝えしました。何か不都合がありましたか? (2017年9月19日 21時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くっきーー(゚レ゜) | 作成日時:2017年8月24日 17時