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「命までは獲らない。
だが、忘れてもらうぞ。」
そう、スティンガーの仕業だった。
「俺の毒に気を付けろ。」
そう言い捨てて今度こそAの元へと戻っていくスティンガー。
「……あれ、僕は何でここに?」
その後ろでは、倒れた男がむくりと起き上がっていた。
ほんの少しだけ失った記憶とともに。
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「スティンガー!
どこ行ってたの?大丈夫?」
「……あぁ。
彼女を守るのは男の使命だからな。」
「う、うん…?
とにかくありがとうね」
いまいち脈絡が分かっていないAだが、スティンガーにお礼を言って抱きしめた。
「あぁ。」
スティンガーもAの背中に手を回して、ぎゅっと優しく抱きしめた。
そんな二人はもう暗くなった街に明るく灯る街灯を頼りに帰っていった。
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(俺はいざとなれば……
何をしてでもAを守る覚悟がある。
だから心配するな。)
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くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - サクラさん» 読了ありがとうございます(*^^*)自分でもいいストーリーが書けたと思っていたのでキュンキュンしてもらえて嬉しいです♪(笑)また第3章でもお待ちしてます☆ (2017年9月21日 15時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - ツルギのお話読みました!本当もう期待以上にキュンキュンしました!!ありがとうございます (2017年9月20日 15時) (レス) id: fead634d8e (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - 封雲夜音さん» そうですか。ありがとうございます♪ では、第3章にて^^ (2017年9月20日 13時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
封雲夜音 - いいえ、ただ確認したかっただけです。大我の話、待ってますね。応援してます。 (2017年9月20日 12時) (レス) id: bcd44cf1b6 (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - 封雲夜音さん» そうですね。遅くなっているのは申し訳ないのですが、今いただいているリクエストは移行後に書くとお知らせでもお伝えしました。何か不都合がありましたか? (2017年9月19日 21時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くっきーー(゚レ゜) | 作成日時:2017年8月24日 17時