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「あぁん?俺に指図するな。」
ナーガはAの言葉を一蹴すると、髪の毛を掴み乱暴に持ち上げる。
「A…怖いか?痛いか?
だけど俺はっ!
今、最高に気持ちが良いィ」
そう言ってAの身体のあちこちに、撫でるように傷をつけていくナーガ。
ナーガは、蛇のように細い舌で流れる血を舐めとっていく。
「これが俺の愛だ…」
そう呟きながら、服に血が滲むのを気に留めることもなく、一方的にAを抱き締めるナーガ。
その中で、苦しさと痛みに耐えかねて、徐々に意識が遠のいていくA。
ナーガはそんなAを、うっとりと見つめていた。
「ふふっ、おやすみ A…
帰ってきたら、また遊ぼう?」
ゆっくりと閉じていくAの瞼が完全に閉じると、ナーガはAの瞳にキスをした。
それと同時にアキャンバーは、ナーガを連れて地上に降りていった。
…バランス達と闘うために。
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Aは夢の中で、遠ざかるナーガの背中に向かって叫んだ。
これのどこが“ 愛 ”なの?
あなたの“ アイ ”はどこにあるの?
…こんな事しても…哀しいだけだよ。
今のあなたは脱け出せない。
これはきっと 『永久の “ 哀 ” 』
★《何をしてでも》スティンガー→←★《永久のアイ》ナーガ・レイ
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くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - サクラさん» 読了ありがとうございます(*^^*)自分でもいいストーリーが書けたと思っていたのでキュンキュンしてもらえて嬉しいです♪(笑)また第3章でもお待ちしてます☆ (2017年9月21日 15時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - ツルギのお話読みました!本当もう期待以上にキュンキュンしました!!ありがとうございます (2017年9月20日 15時) (レス) id: fead634d8e (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - 封雲夜音さん» そうですか。ありがとうございます♪ では、第3章にて^^ (2017年9月20日 13時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
封雲夜音 - いいえ、ただ確認したかっただけです。大我の話、待ってますね。応援してます。 (2017年9月20日 12時) (レス) id: bcd44cf1b6 (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - 封雲夜音さん» そうですね。遅くなっているのは申し訳ないのですが、今いただいているリクエストは移行後に書くとお知らせでもお伝えしました。何か不都合がありましたか? (2017年9月19日 21時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くっきーー(゚レ゜) | 作成日時:2017年8月24日 17時