★《楽園のような》風切 大和 ページ25
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カーテンの隙間から、太陽が差し込む部屋。
慣れないシーツの香り。
ぼんやりと目が覚めてくると、すぐ傍に大和の綺麗な寝顔があった。
…そういえばここは大和の部屋だ。
目の前で すやすやと眠る大和に、心の中で語りかける。
どんな夢見てるの?
…楽しい夢だったらいいな
そんなことを考えていると、ゆっくりと大和の瞼が開いた。
「……おはよう…」
いつもより少し低い声。
初めて “ 出会う ” 寝起きの大和に、朝から胸がキュンとなる。
綺麗な二重のラインが、眠たそうに出たり消えたりを繰り返す。
「…おはよ」
そう言って大和の前髪に手を伸ばしてみる。
ふわりとした髪が指に触れると、大和はくすぐったそうに「……ふふっ」と小さく笑った。
「…起きてたの?」
「…大和のちょっと前にね」
「…そっか」
そう言って優しく微笑んだあと、布団の中でそっと繋がれる右手。
それだけでも心臓はバクバクしてるのに。
「……A?」
「ん、なに?」
「…大好きだよ」
そう言いながら私の首に手を回して、そのまま抱き寄せられる。
こんな幸せな朝は、初めてだよ。
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くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - サクラさん» 読了ありがとうございます(*^^*)自分でもいいストーリーが書けたと思っていたのでキュンキュンしてもらえて嬉しいです♪(笑)また第3章でもお待ちしてます☆ (2017年9月21日 15時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - ツルギのお話読みました!本当もう期待以上にキュンキュンしました!!ありがとうございます (2017年9月20日 15時) (レス) id: fead634d8e (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - 封雲夜音さん» そうですか。ありがとうございます♪ では、第3章にて^^ (2017年9月20日 13時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
封雲夜音 - いいえ、ただ確認したかっただけです。大我の話、待ってますね。応援してます。 (2017年9月20日 12時) (レス) id: bcd44cf1b6 (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - 封雲夜音さん» そうですね。遅くなっているのは申し訳ないのですが、今いただいているリクエストは移行後に書くとお知らせでもお伝えしました。何か不都合がありましたか? (2017年9月19日 21時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くっきーー(゚レ゜) | 作成日時:2017年8月24日 17時