いい子で ページ25
『ワン！ワン！』
朝一番に、僕は玄関で吠える。
お父さんがどうしたの？と、僕の顔を覗き込んだ。
開けてとねだれば、すぐに開かれるドア。
僕は少し駆け足でいつもの場所に座る。
勝己がいつ帰ってくるか分からないから、ここでずっと待っていよう。
「＿＿A、」
あ、僕寝てたのか…
目を開けるとお母さんが僕の頭を撫でていた。
「もう暗くなって来たわよ、家に入りましょ。」
……確かに暗くなってきた、でも……
僕はここで待ちたい。
お母さんにおいでと言われても、僕はそこを動かなかった。
しばらくそうしていると、お母さんはふぅっと息を吐いて、家に入った。
するとすぐに、ご飯とお水、そして僕のマットを持ってきてくれた。
「ご飯はちゃんと食べるのよ。」
うん、ありがとうお母さん！！
お母さんは僕に向かって笑った。
でもお母さんの目元は赤く腫れていた。
家に入っていく姿もどこか悲しそう……
本当は今すぐ勝己を探しに行きたい。
早く顔を見て安心したい。
でも、勝己と約束したんだ。
いい子で待ってるって。
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あいにゃ(プロフ) - 電車の中で大号泣してやばいです……素晴らしい作品をありがとうございます😭😭😭 (2022年12月30日 18時) (
レス) @page37 id: 81a8b41ab6 (このIDを非表示/違反報告)
パラるらパラるらﾌﾟﾋﾟｰ(プロフ) - これだから犬派はやめらんねぇえええええええ！！！！！涙でてくるぅうううう、！！！！！😭 (2022年7月4日 14時) (レス) @page37 id: ef041b84a4 (このIDを非表示/違反報告)
あほ - 泣きました。素晴らしい作品をありがとうございます。 (2022年1月24日 15時) (レス) @page37 id: 7787f6d795 (このIDを非表示/違反報告)
金木犀 - すごい作品を完結してくださりありがとうございます。最後は涙がとまりませんでした。 (2022年1月18日 20時) (レス) @page36 id: b5d4ecbe80 (このIDを非表示/違反報告)
I - 本当に素晴らしい作品でした。ありがとう (2021年2月2日 22時) (レス) id: 4cd974d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青のり | 作成日時：2018年10月17日 20時
