外伝】友人たち 2 ページ29
がやがやと家の中が騒がしくなってきて、目が覚める。
あ、いずくの友達が来たのか……
そいつらが帰るまでこの部屋にいようかとも思ったがお腹も空いたし喉もカラカラだった。
ぴょんとベットから降りて、リビングに入る。
「あ！猫ちゃんや！！」
「この子が噂のAちゃんね！」
「綺麗な目をしているな！！」
「黒猫か…可愛いな」
リビングにいたのは茶髪の女、目が丸くてカエルみたいな女、それとなんかうるさいメガネ、2色の髪の男。
「あ、A、お腹すいただろ？こっちにご飯あるよ。」
いずくの声が聞こえたから人のあいだをピュッと通り抜けていずくの足に飛びつく。
「うお！？」
いずくは俺の動きにすごくびっくりしていた。
「なんちゅー身のこなし…」
「さすが、ヒーローの飼い猫だな！！」
「それ関係あるのか？」
「ないと思うわ」
「あはは、ごめんねみんな。あまりたくさんの人と関わったことないから、びっくりしたみたい。」
む？
びっくりなんかしてないぞ！！
ご飯が早く食べたかっただけだ！！
俺はいずくの足から離れてご飯を食べ始めた。それと同時にいずく達も食べ始めていた。
ちらりといずくを見ると、楽しそうに話していた。
いずくが今笑ってるのって友達のおかげなんだよね。
いずくが笑うと、俺は嬉しくなる。
いずくが楽しいと、俺も楽しくなる。
なら、たまには友達が来てもいいのかもしれない。
ご飯を食べ終わり、軽く毛ずくろいをしていずくの足にと座り込む。
「どうしたの、A」
「構って欲しかったんじゃないか？」
「あー、たしかに今日は遊んでやれなかったもんね。ごめん、A」
いいよ、別に。
いずくが今楽しいなら、俺はそれでいいよ。
いずくはゆっくりと俺の体を撫でた。
「いいなぁ。うちも触っていい？」
「私もいいかしら？」
「もちろん！！」
しょうがない、いずくの友達だから特別だぞ。
「あったけぇな」
「完璧な毛並みだ！！」
「うぉー、可愛ええ」
「ほんとね」
「うちのAは世界一可愛いからね、当然だよ」
褒めすぎだよ。
でも、ありがとういずく。
俺のいずくは世界一かっこいいヒーローだよ。
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青のり(プロフ) - 花帆さん» ありがとうございます！ (2019年2月22日 20時) (
レス) id: 687cc75f87 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 完結おめでとうございます！生まれ変わりも含めてとても良いお話でした(*´ω｀*)かっちゃんと仲直りしたのも良かったです。面白かったです！ (2019年2月22日 13時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
青のり(プロフ) - ぽむぽむぽあろさん» 急展開が私の売りなので笑ありがとうございます！ (2019年1月7日 21時) (レス) id: 687cc75f87 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむぽむぽあろ(プロフ) - 感動しすぎて涙が…！まさか猫主人公の話で泣くとは…もっとほのぼのした感じなのかと思って読んだらまさかの感動系wありがとうございました。他作品も読んでみます！ (2019年1月7日 16時) (レス) id: 6067a31220 (このIDを非表示/違反報告)
青のり(プロフ) - 紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ＠pc垢さん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。猫の優しさを感じていただけたら幸いです。 (2018年10月24日 22時) (レス) id: 687cc75f87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青のり | 作成日時：2018年8月8日 10時
