欲しくはない ページ18
「A、今日は部屋から出るな。厄介なのが来る。」
厄介なの…？
治崎さんの仕事関係の人なんだろうか？
『分かりました。』
いい子だと言いながら僕の頭を撫でて、治崎さんは部屋を出た。
部屋の隅に置いてある椅子に座り、クロノさんがくれた本を読み進める。
特にすることも無いから次々と読み終えてしまい、この前なんか両手いっぱいに本を抱えて部屋に来てくれた。
これも読み終わった……
パタンと本を閉じるのと同時に、部屋の扉が開かれた。
『……誰？』
「よぉ、無個性のAくん。」
部屋に入ってきたのは黒のパーカーを着て、顔を手をつけた男の人。
指の隙間から赤い目が僕を見つめていた。
「あんたがオーバーホールのお気に入りくんだろ？」
名乗りもしない彼は僕にどんどん近づいてきた。
得体のしれない恐怖に、僕は椅子から立ち上がり、後ろへ下がった。
しかし、壁に当たりそれ以上下がれなくなる。
『……っ』
「お前さ、あいつの役に経ちたくねぇか？」
彼の言うあいつは、恐らく治崎さんのことなんだろう。
「お前に個性をやるよ。俺と一緒にこい…」
下がれなくなった僕の顎を掴み、ぐっと上を向かせた。
「強い個性が欲しいだろ？」
『………確かに、個性かないことを恨みはしたし、強個性に憧れたこともあります…。
でも、1度も個性を欲しがったことなんてない！』
僕は彼の手を払い除けた。
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愛夢(プロフ) - 次の死柄木のヤンデレの小説です (11月16日 4時) (
レス) id: b15aa765c4 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - パスワードがかかってるんですけど見れませんか？ (11月16日 4時) (レス) @page32 id: b15aa765c4 (このIDを非表示/違反報告)
青のり(プロフ) - らる@盃さん» ありがとうございます。検討します。 (2019年2月9日 22時) (レス) id: 687cc75f87 (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - とても面白かったです！次回作のメインは死柄木弔のヤンデレがいいです(^^) (2019年2月8日 7時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
青のり(プロフ) - skyさん» いつも通り、中途半端ですいません。次回作については、まだ書くとも決めていないです…ありがとうございました (2019年2月7日 23時) (レス) id: 687cc75f87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青のり | 作成日時：2019年1月3日 9時
