伝えることの大切さ S.Nakamura_01 ページ4
「はあ...まただ」
SNSに流れてきた写真の数々。
それは彼氏である彼が後輩の女の子と仲良くギャグしたり笑い合っているものばかりだった。
瞬くんがそれに対して別に何かあるわけじゃないことはわかっている。
でもつい見てしまうと黒い感情が溢れてきてついため息が出てしまう。
「なーにため息ついてんの」
私が楽屋の端っこの方で一人スマホを見ていたら同期のあんりが話しかけてきた。
いつもひっついてるはずのはるちゃんは田辺さんのところにいた。
「んー？ちょっとねー」
「...もしかして恋の話？」
「ええ、何でわかった」
「そりゃそういう話には敏感ですからねー」
あんりは普段から色んな相談にも乗ってくれる頼りになる同期だ。
でも恋愛の話は私があんりの相談に乗る側だったからきっと珍しく思っているのだろう。
「ほら、これだよ」
私はスマホの画面に写っている瞬くんとその女芸人の画像を見せる。
ちょうど肩を組んで二人でニコニコ笑い合っているところをお客さんがアップしていたものだ。
「仲良すぎない？流石にさ」
「あー...こういうのはお互いに悪気はないやつだからね〜」
「そう！だから何も言えないのよ！」
「言ってみたらいいんじゃない？そういうの嫌な気持ちになるって」
「でもさ、妹みたいって公言してるしこの絡みに喜んでるお客さんもいるわけだし〜」
「あいつはちゃんと言わないとわかんないタイプだよ」
「そっか〜、確かにそうだよね〜」
「普段のAはなかむらに対してどんな感じなの？私たちが見てるとAの方がしっかりしてるじゃん」
確かに普段の私たちの関係性は私がうっかりしてる瞬くんを引っ張っていくことが多い。
でも二人だけになると反対で私が彼に引っ張ってもらっててそんな彼に甘えている。
「えー、あっちが引っ張ってくれて私が甘えるタイプ」
「えー！そうなの？！意外だわ」
「えへへ、それが実はそうなのよ...でもだから言いづらいんだよね」
男らしい瞬くんに女芸人と仲良くしているのに嫉妬しているなんて言ったらきっとめんどくさい女だなとか思われちゃいそうで何も言えなくなるのだ。
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みく(プロフ) - リクエストお願い致します。麒麟の川島さんと博多大吉さんと主人公の奪い合いをする話とか出来ますでしょうか？ (4月28日 12時) (
レス) id: 3ae5b38b40 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - その前の話の続きみたいな感じで、3人(それぞれ)と付き合えた時の話お願いします！1人が付き合えた時の2人はショックとか落ち込んでたりとか…笑 (4月27日 2時) (レス) id: 6e6c533307 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - またリクさせてください！ (4月27日 2時) (レス) id: 6e6c533307 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - ぎゃあ！すきです！！ (4月27日 2時) (レス) id: 6e6c533307 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - ミサキさん» この度はリクエストいただきありがとうございます！ちょっとコメディ寄りですがお話書いてみました！よろしくお願いします！ (4月26日 21時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるまる | 作成日時：2024年3月11日 20時
