寂しい気持ちは置いといて N.Niyama_02 ページ22
無理やり机に向かってネタを書いていると誰かが廊下を歩いてくる足音がした。
私はスタッフさんがまだ作業でもしているのだろうと思って気にも止めていなかった。
『何してんの』
「にーやんさん...」
そこには少し息の上がった新山さんが立っていた。
メガネの奥に見える瞳はユラユラと揺れている。
「にーやんさんこそこんなところ来て何してるんですか」
『なんで来なかったん、俺に会える最後のチャンスやで？』
「別に行く必要ないと思ったんで」
私がそう話すと新山さんは動揺したように視線をそらす。
これぐらい強く言ったっていいはずだ、私が受けた仕打ちに比べたら。
「にーやんさんにとって私はただの後輩です、それ以上でもない」
『そうやったけど、』
「にーやんさんを慕ってくれる人だけでお見送りしてもらったらいいじゃないですか」
『Aは俺のこと慕ってくれてたやんか、何するにも一緒についてきて』
「そんな後輩に何も言わず遠くに行ってしまう先輩のことは受け入れられません」
話せば話すほど今日までに溜まっていた不満は溢れてしまう。
必死に抑えていた気持ちも全てが無駄になってしまいそうだった。
『この数ヶ月Aが近くにおらんくて寂しくてしょうがなかった』
「えっ...」
『この気持ちがなんなのかやっとわかったんや...でももう遅いよな...』
そう言って辛そうに笑う新山さんは楽屋を後にしようと歩き始める。
話すならこれが本当に最後になるかもしれない。
気づくと私は新山さんの背中に抱きついていた。
「ま、待ってください...！今でも好きです...にーやんさんのこと」
『A、』
新山さんは振り返ると私の頬に触れる。
ゴツゴツとしているのに触れる手は優しくて温かい。
『ごめんな、俺Aのこと傷つけた』
「もういいです...気持ちが伝わったんならそれで...」
『上京してもまた大阪に出番で来たりするから、そん時は笑顔で迎えてくれるか？』
「、もちろんです…！」
待つということ T.Kuruma_01→←寂しい気持ちは置いといて N.Niyama_01
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みく(プロフ) - リクエストお願い致します。麒麟の川島さんと博多大吉さんと主人公の奪い合いをする話とか出来ますでしょうか？ (4月28日 12時) (
レス) id: 3ae5b38b40 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - その前の話の続きみたいな感じで、3人(それぞれ)と付き合えた時の話お願いします！1人が付き合えた時の2人はショックとか落ち込んでたりとか…笑 (4月27日 2時) (レス) id: 6e6c533307 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - またリクさせてください！ (4月27日 2時) (レス) id: 6e6c533307 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - ぎゃあ！すきです！！ (4月27日 2時) (レス) id: 6e6c533307 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - ミサキさん» この度はリクエストいただきありがとうございます！ちょっとコメディ寄りですがお話書いてみました！よろしくお願いします！ (4月26日 21時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるまる | 作成日時：2024年3月11日 20時
