寂しい気持ちは置いといて N.Niyama_01 ページ21
「にーやんさんのアホ！もう知らない！」
会える時間なんてもう限られているのに
私はいつまで経っても受け入れられずに子供みたいに駄々をこねるだけなんだ。
さや香さんが東京に行くと他の芸人から聞いて呆然とするしかなかった。
芸人になって私は誰よりもさや香さんの漫才が大好きで憧れで新山さんの作るネタは世界一面白いと思っていた。
ずっとこの人のそばで漫才がしたい。
だからたくさん話しかけて仲良くなってAは俺の一番弟子やな〜って言われるぐらいになったのに。
私の大好きな人は何一つ相談もなく離れたところに行くことを決断していた。
「なんで東京に行くんですか？！そんな話聞いてないですよ！」
『別にAに言う必要ないやろ』
「、、どうして」
『これは俺が決めたことやねん、ごめんな』
新山さんの言うことは間違っていない。
私は新山さんの彼女でもないしただの後輩の一人にしか過ぎない。
その現実をただ突きつけられただけなのだ。
「Aは行かないの？送別会」
「行かない、私が行く意味ないし」
あれから新山さんとは話していない。
楽屋で一緒になりそうな時は私がずらして外に出たりネタ作りもさや香さんの出番がない時にしていた。
「新山さん悲しむんちゃうんか？Aがおらんの」
「いいの、私は今日はネタ作る日にすんねん」
相方に新山さんの送別会にギリギリまで誘われていたけどあんなこと言われた人のことなんて知らない。
いっそさっさと離れ離れになってしまえばこんな恋心忘れられるんだろう。
私はネタ作りのためのノートを取り出して机に向かう。
でも思い出すのは新山さんとの楽しかった思い出ばかりで一向に筆が進まない。
やっぱり最後になるなら捨て台詞でも言って帰ればよかったかな。
今さら浮かぶ虚しい後悔も空に消えていくだけだった。
寂しい気持ちは置いといて N.Niyama_02→←忘れかけていた恋 S.Nakamura_04
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みく(プロフ) - リクエストお願い致します。麒麟の川島さんと博多大吉さんと主人公の奪い合いをする話とか出来ますでしょうか？ (4月28日 12時) (
レス) id: 3ae5b38b40 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - その前の話の続きみたいな感じで、3人(それぞれ)と付き合えた時の話お願いします！1人が付き合えた時の2人はショックとか落ち込んでたりとか…笑 (4月27日 2時) (レス) id: 6e6c533307 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - またリクさせてください！ (4月27日 2時) (レス) id: 6e6c533307 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - ぎゃあ！すきです！！ (4月27日 2時) (レス) id: 6e6c533307 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - ミサキさん» この度はリクエストいただきありがとうございます！ちょっとコメディ寄りですがお話書いてみました！よろしくお願いします！ (4月26日 21時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるまる | 作成日時：2024年3月11日 20時
