それぞれの罰ゲーム_⭐︎ ページ1
(くるま)
『そんなのこんなコンプラ云々言われてる昨今でやるー？！』
「しょうがないでしょ、覚悟決めて」
『いやだ！！やらない！！』
「うわぁ...今の言葉地味に傷ついたわ...」
私がわかりやすく顔を覆って泣く真似をすると周りの芸人たちがくるまに対してやんやと言い始める。
でもショックだったのは本当で、罰ゲームとはいえ好きな人にキスを断れられるのは結構来るものがある。
『あー！もう！違うって！A！そういう意味じゃないから！』
「くるまくんに傷つけられました〜...」
私がえんえんと泣き真似を続けていると肩をガッと掴まれて立たされる。
私をまっすぐ見つめるくるまと目が合って変に照れくさくなってくる。
少しずつ顔が近づいてくるのがわかって私も目をギュッとつぶって待っていた。
唇に柔らかい感触を感じてそれがキスだとわかるのに時間はかからなかった。
『...っ、これで満足かよ！お前ら！！』
ガヤガヤしている芸人たちに向かって息を巻いて向かって行くくるま。
表情は見えないけど髪の毛の隙間から見える耳がほのかに赤くなっていて胸が苦しくなる。
ケム「そんなこと言ってるわりには顔赤〜」
『うるさい！！うるさい！！』
ケム「Aもなんか言えよー」
「えっ」
急に話を振られてぼーっとする頭で必死に面白いことを考えるけど思いつかなくて
「あ、えっと、柔らかかった...」
ケム「何その感想、笑」
私の言葉に芸人たちとお客さんの笑い声と悲鳴が聞こえてきて我に帰る。
私何言ってんだ...！？
「ちが、そういう意味じゃなくてっ...！」
『Aは黙って！これ以上喋ったら墓穴掘るだけだから！』
「ごめん、くるまさっき変なこと言っちゃった...」
『気にしてないからいいよ、でも俺はこういうのでAとキスしたくなかった...』
「え、それってどういう」
『もう！鈍感だな...！芸人としてじゃなくて恋人になってからしたかったってこと！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 310人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みく(プロフ) - リクエストお願い致します。麒麟の川島さんと博多大吉さんと主人公の奪い合いをする話とか出来ますでしょうか？ (4月28日 12時) (
レス) id: 3ae5b38b40 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - その前の話の続きみたいな感じで、3人(それぞれ)と付き合えた時の話お願いします！1人が付き合えた時の2人はショックとか落ち込んでたりとか…笑 (4月27日 2時) (レス) id: 6e6c533307 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - またリクさせてください！ (4月27日 2時) (レス) id: 6e6c533307 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - ぎゃあ！すきです！！ (4月27日 2時) (レス) id: 6e6c533307 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - ミサキさん» この度はリクエストいただきありがとうございます！ちょっとコメディ寄りですがお話書いてみました！よろしくお願いします！ (4月26日 21時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まるまる | 作成日時：2024年3月11日 20時
