大切なこと K.Tsuji _03 ページ25
あれから辻さんの家の近くのコンビニに寄って適当にお酒とおつまみを選ぶ。
...てか私辻さんの家行くのいつぶりだろう？
『Aはこれやったよな？飲めるお酒？』
「あっはい、それです！」
『よかった、合ってたわー笑』
私はお酒に酔いやすいから飲めるお酒が限られている。
それを辻さんは覚えていてくれたんだ...。
そう思うとつい隠そうと思っても顔がにやけてしまう。
私はバレないように辻さんの後ろをついて歩くことにした。
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『コップとお皿持ってくるからそこ座っとってええよ』
久しぶりの辻さんの家でキョロキョロしている私に優しくソファーに座るように促してくれる。
いつもはあまり感じない辻さんの匂いを感じていやでも胸が高鳴ってしまう。
『はい』
「あ、ありがとうございます」
コップにお酒を注いでさっき買ってきたおつまみもお皿にのせてテーブルに置いてくれた。
辻さんは私のすぐ横に腰を下ろして顔を覗き込んでくる。
『で、いつの間に堂前さんと仲良くなってたの？』
「んえっ...？」
『最近ずっと堂前さんと一緒におるから...なんか堂前さんにしかできない相談でもしてんの？
それって俺にはできひんこと？』
辻さんのいつものマイペースなゆるさがないぐらい矢継ぎ早に聞いてくるから動揺してしまう。
こんなに余裕がない辻さんは初めて見た気がする。
「あの、えっと」
『俺、ずっとAが好きで告白してやっと彼氏になれたのに相変わらず敬語やし苗字でさん付けやし...。
もしかしてほんまは堂前さんが好きなん...？俺と付き合ってくれたのは情けやったん...？』
「ち、違います！」
辻さんの言葉に慌てて訂正する。
顔を見ると少しだけ瞳の奥が潤んでいるようにみえた。
「堂前さんには...私が辻さんの彼女って言えるんですかねって相談してて」
『Aは俺の彼女やろ』
「最初の頃に告白されてから直接好きとか付き合うとか彼女みたいなこと言われたことなかったから...！
付き合ってるのか不安になってしまって...その相談をしたら本人に直接聞くしかないって言われて...」
『...なるほどな。そういうことやったんか...俺が完全に悪いわ』
そう言って辻さんはソファーの上に正座してごめん、と一言告げて頭を下げた。
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ひより(プロフ) - コメント失礼します！主様のお話が大好きでいつも楽しく何度も読み返しております。もしよろしければvol.5のパスワードを教えていただきたいです🙇♀️よろしくお願いします！ (1月6日 16時) (
レス) id: 2c20052123 (このIDを非表示/違反報告)
かき(プロフ) - コメント失礼します。リクエストでマユリカ阪本さんお願い致します！ (2023年3月21日 20時) (レス) id: bedcd72498 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - ロッテグラスさん» リクエストいただきありがとうございました...！個人的に話の続きを書いてみたくなったのでまたどこかのタイミングで書かせていただきます！ (2023年3月16日 23時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ。。 - もと、�爐砲鵑犬鶚瓩任后�💦 (2023年3月8日 22時) (レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ。。 - まるまるさん» 最高でした✨あの、、立て続けに申し訳ないのですが、リクエストでなにわスワンキーズの前田さんでお話かけますか？お願いします🥺🙇♀️ (2023年3月8日 22時) (レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるまる | 作成日時：2022年9月4日 2時
