ヘアメイク S.Moriyama_03 ページ22
まだセットしていない状態だったから盛山くんの希望を聞いて
それに自分のアレンジを入れ込むことにした。
「盛山くんの毛質って結構しっかり目なんだね」
『そんなんもわかるんですね』
「ちょっとクセづけしようかな、今のまっすぐな感じよりパーマっぽくした方が良さそう」
『俺の髪なかなか頑固ですよ〜』
「...何それワクワクするじゃん」
相方のセットは何回かやったことがあるけどそれとは違った髪質と長さについ楽しくなって没頭してしまう。
それは好きな人の髪をいじれているからというのもあるかもだけど...。
「盛山くん、出番まであとどれくらい？」
『えーと、あと30分ぐらいですかね』
「おっけー、それまでには終わらす」
ヘアアイロンを使って少しクセづけをする。
これであとはワックスでべたっとしすぎないようにすればいい感じ...。
『...なんかあれっすね、』
「うん？」
鏡越しに盛山くんが話しかけてきたから手を少し緩めて話に耳を傾ける。
視線を合わせると少し目を泳がせてからボソッと話し始めた。
『意識してまいますわ、俺の髪に触ってるのがAさんやと思うと』
「えっ...」
盛山くんの言葉にセットが終わったわけじゃないけど動揺してしまって思わず手が止まる。
てか、許可を取ったとはいえ勝手に何をしているんだろうか。
急に自分のしてることが恥ずかしくなってきて顔が熱くなるのがわかる。
「ごめん、なんか急に連れてきてこんな風にやっちゃって...
嫌だったら今度から先輩とか関係なく断ってくれていいから...」
『いや、むしろAさんがよければこれからもやってほしいし、』
『仕事場だけやなくてプライベートでもやってほしいです』
「それって、」
盛山くんが体を私の方に向けて上目遣いで見つめて
『これからもずっと俺だけにヘアメイクしてほしいって言ったら迷惑ですか...？』
なんて聞いてくる。
「迷惑、じゃないよ」
『あの、一応これ告白のつもりなんですけど』
「うん、私も盛山くんのことこれからもカッコよくし続けたい」
そう言うと盛山くんはよかった、と言ってまた前を向きなおした__。
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(よしできた！...ん、なんか扉の前に人影がいる？)
(ほんまや、誰っすかね)
(ってリリーたちやないか！)
(もう！リリー！バレたやんか！)
(ちっ、...Aさん、これから俺のもやってくれませんか)
(絶対にあかん)
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ひより(プロフ) - コメント失礼します！主様のお話が大好きでいつも楽しく何度も読み返しております。もしよろしければvol.5のパスワードを教えていただきたいです🙇♀️よろしくお願いします！ (1月6日 16時) (
レス) id: 2c20052123 (このIDを非表示/違反報告)
かき(プロフ) - コメント失礼します。リクエストでマユリカ阪本さんお願い致します！ (2023年3月21日 20時) (レス) id: bedcd72498 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - ロッテグラスさん» リクエストいただきありがとうございました...！個人的に話の続きを書いてみたくなったのでまたどこかのタイミングで書かせていただきます！ (2023年3月16日 23時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ。。 - もと、�爐砲鵑犬鶚瓩任后�💦 (2023年3月8日 22時) (レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ。。 - まるまるさん» 最高でした✨あの、、立て続けに申し訳ないのですが、リクエストでなにわスワンキーズの前田さんでお話かけますか？お願いします🥺🙇♀️ (2023年3月8日 22時) (レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるまる | 作成日時：2022年9月4日 2時
