終わりからの始まり Lily_03 ページ3
今日は同期が紹介してくれた人と初めて会う約束をした日。
「...もしかしてAさんですか？」
「あっ、もしかして田中さん？」
「はい...！そうです！」
待ち合わせに来た「田中さん」は仕事帰りなのかスーツ姿で現れた。
見た目も私と同年代ぐらいで少し身長も高い。
同期に聞いた感じでは商社マンをしていて真面目が故に奥手で彼女ができないことが悩みだったらしい。
「一応今日僕がよく行ってる個室の居酒屋を予約してあるんですけど...そこでもいいですか？」
「はい！わざわざありがとうございます」
お店に向かった後はそれぞれお酒と食事を頼んで談笑した。
田中さんは話も上手でお互いのお酒の好みで意気投合した。
...久しぶりに将企さん以外に気の合う異性と話せて楽しかった。
「あの...ちょっとお手洗い行って来てもいいですか」
「どうぞどうぞ！」
私は個室の部屋を出てお手洗いに向かった。
お手洗いの近くの個室を通った時聞き覚えの声が聞こえて体がビクッとする。
嘘だ...。この声はただの勘違いかもしれない。
私は気持ちを落ち着けるために急いでお手洗いに入って用を済ませて出ようとしたら
個室からちょうど人が出てきてその人と思わず目が合ってしまう。
『A？』
今一番会いたくなかった人が驚いた顔でこっちを見ていた。
『なんでここにおるん？』
「将企さんこそなんでここに...」
『俺はゆず兄と飲みに来てたから』
ゆず兄...以前お世話になっている先輩だって前に話した時に聞いたことがある名前だ。
『Aは？』
「私は...その...」
紹介で知り合った人と飲みに来ているって言えば何も問題ないよね...。
そう将企さんに言おうとした時に
「Aさん？」
将企さんの後ろから田中さんの声がして私は慌てて田中さんの方に歩いて行った。
「す、すいません...ちょっとお知り合いの方に会ってしまって」
「ああ...全然大丈夫ですよ！ちょっと帰ってくるのが遅いなって思って様子を見に来ただけなんで」
そう言ってくれる田中さんがニコッと笑うから私も安心して笑顔で返した。
「っつ...！」
急に後ろから腕を引っ張られて引き寄せられる。
『...二人はどういう関係ですか？』
驚いて将企さんの方を見ると眉を八の字に曲げて田中さんに質問していた。
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ひより(プロフ) - コメント失礼します！主様のお話が大好きでいつも楽しく何度も読み返しております。もしよろしければvol.5のパスワードを教えていただきたいです🙇♀️よろしくお願いします！ (1月6日 16時) (
レス) id: 2c20052123 (このIDを非表示/違反報告)
かき(プロフ) - コメント失礼します。リクエストでマユリカ阪本さんお願い致します！ (2023年3月21日 20時) (レス) id: bedcd72498 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - ロッテグラスさん» リクエストいただきありがとうございました...！個人的に話の続きを書いてみたくなったのでまたどこかのタイミングで書かせていただきます！ (2023年3月16日 23時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ。。 - もと、�爐砲鵑犬鶚瓩任后�💦 (2023年3月8日 22時) (レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ。。 - まるまるさん» 最高でした✨あの、、立て続けに申し訳ないのですが、リクエストでなにわスワンキーズの前田さんでお話かけますか？お願いします🥺🙇♀️ (2023年3月8日 22時) (レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるまる | 作成日時：2022年9月4日 2時
