君に手が届くまで Lily_03 ページ14
「あれ？A帰ったんじゃないの？」
「...リリーくんに見つかった」
『人聞き悪い言い方しないでくださいよ』
そんな会話を大楽屋の入り口でしていたらみんなリリーくんが来たことに気づいてわーっと寄って来る。
私は人の波に押されるのが嫌でパッと人がいないところに向かう。
「わあーリリさんお久しぶりです！」
「リリーさんや！」
「ちょっリリー行くの早いって...めっちゃ人おるな！」
「盛山さんお疲れ様です！」
見取り図の二人はあっという間にいろんな後輩やスタッフさんたちに囲まれていて
二人もその反応に嬉しそうな顔をしている。
「Aさんここで何してんですか」
「えっ？二人の慕われぶりをつまみに酒飲んでる」
離れたところでお酒を飲んでいたらさや香のにーやんに話しかけられる。
実はにーやんには相方以外にリリーくんのことを相談したから私の思惑はバレている。
「聞きましたよ、さっき逃げようとしたって」
「ぶっ」
急に変なことを言われたから飲んでいたお酒をこぼしそうになる。
「...絶対リリーさんAさんのこと好きやと思うんですけどねー」
「そんなわけないやろ、私みたいな年寄りよりかわいい子に普段いっぱい会ってるだろうし」
「もっと自信もってくださいよ〜！」
「ふふ...ありがとねにーやん、笑」
『何二人で話してるんすか』
急に声が聞こえて私も新山も驚いて振り向くとさっきまで人だかりの中にいた
リリーくんが私たちの前に立っていた。
「あれ？もういいんですか？」
『一通り話したから、そしたらAさんいつのまにか新山と仲良くなってるし』
「そりゃよく劇場で会うからね」
「....そういえばAさんがこの前言ってた婚活パーティーでしたっけ？あれどうやったんですか？」
「はっ？」
私が何のことかわからない顔をしているとにーやんが合図をしてくるので
「あー、うん、楽しかったよ」
「いい人いました？」
「そうだね、何人かとは連絡先交換したかな」
『....そんなとこ行く必要ないですよ』
リリーくんは小さく呟いてまた輪の中に戻っていった。
それを確認してにーやんに近づいて話す。
「にーやん！急に変なこと言うからびっくりしたやんか」
「やって、姉さん以外にもそろそろちゃんとしてもらわないと」
「私以外？」
「...リリーさん、姉さんが婚活してるって聞いて明らかに動揺してましたよ？」
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ひより(プロフ) - コメント失礼します！主様のお話が大好きでいつも楽しく何度も読み返しております。もしよろしければvol.5のパスワードを教えていただきたいです🙇♀️よろしくお願いします！ (1月6日 16時) (
レス) id: 2c20052123 (このIDを非表示/違反報告)
かき(プロフ) - コメント失礼します。リクエストでマユリカ阪本さんお願い致します！ (2023年3月21日 20時) (レス) id: bedcd72498 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - ロッテグラスさん» リクエストいただきありがとうございました...！個人的に話の続きを書いてみたくなったのでまたどこかのタイミングで書かせていただきます！ (2023年3月16日 23時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ。。 - もと、�爐砲鵑犬鶚瓩任后�💦 (2023年3月8日 22時) (レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ。。 - まるまるさん» 最高でした✨あの、、立て続けに申し訳ないのですが、リクエストでなにわスワンキーズの前田さんでお話かけますか？お願いします🥺🙇♀️ (2023年3月8日 22時) (レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるまる | 作成日時：2022年9月4日 2時
